にひゃくじゅうご！！ ページ19
*I-side
一人になった瞬間、
ヤクザの連中に連れてかれ。
かなり厳しかったが全員倒したところで
タイミングを見計らったかのように
二つの影がゆっくり近づいてくる。
伊藤「相良……」
相良「よォ。こんばんは」
伊藤「テメェ……」
相良の隣にいるのは恐らく谷川の言っていた
めちゃくちゃ強い奴だろう。
高そうなスーツで来やがって。
月川「伊藤くん、だっけ?
君さァ、うちの大事なお薬、
気持ちいいくらいにばらまいてくれたよね」
伊藤「知るかよ……。
そちらさんこそ、俺の大事な妹拉致った癖によ。
薬ばらまかれたのもカントクフユキトドキ
ってやつじゃねーの?」
相良「伊藤ォ。アドバイスしてやるぜ。
この人は怒らせない方がいい」
伊藤「ヤクザの後ろに隠れてなにしてやがる……。
お前が直接タイマンしにこいや相良ァッ!!」
相良「オイオイ話聞いてたのかよ?
こちらさんも、お前に用があるんだぜ」
月川「ずっと探してたんだけどね。
どういうわけか、片桐智司くんが教えてくれなくて」
……なんだと?
智司の野郎……、黙っててくれてたのか。
相良「だから俺が教えてあげたワケ」
伊藤「……ほんっとお前だけは許さねぇ」
相良「おーおー。怖いねェ」
伊藤「お前、こんなことして、
Aがどんだけ傷ついたと思ってんだよ!!」
相良は、顔色一つ変えずに俺のことを見返す。
眉を少し上げて、「だから?」と答えた。
相良「あの女がどうなろうが俺の知った事じゃァねェな」
伊藤「……ッ本気で言ってんのか」
月川「話の途中悪いけどさぁ。
そろそろ始めてもいいかな?
俺は聞き手じゃない左手だけでやってあげるから」
月川がゆっくり前に出てくると、
相良はニヤニヤ笑いながら後ろに下がった。
なるほど……アイツは本当になにもしないつもりか。
だったらこのノッポを倒してからじゃねぇと
真っ正面から話せねぇな。
今井をやったのはコイツだ。
さっさと借り、返してやらねぇと。
伊藤「ぅおらァァアｯｯ!!!!」
真っ正面から突っ込んで、
思いきりぶん殴る。
届いたと思った拳は宙を抜け、
目の前に月川の肘が迫ってきた。
.
……そういやAに“帰るの遅くなる”って
連絡してなかったっけ。
ふとこんな時にそんなことを思い出していた。
.
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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる！ 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (
レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇｀*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります！！ (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください！応援してます！！！ (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月16日 17時
