#勉強しろって言われると、したくなくなるよな。 ページ46
リクエストありがとうございます!
方向違う気もするけど頑張ります……!!
.
*M-side
「いやそんなこと言ってらんないですよ。
やらなきゃだめです」
放課後の図書室。
「勉強しろって言われるとしたくなくなるよな」
という俺の発言を色気も可愛さもなく
バッサリ切り捨てたAは
俺の開いたことのない教科書をバシバシ叩いた。
三橋「つーかなんで年下のお前に勉強見られなきゃいけねぇんだよ」
「理子さんから頼まれたんです。
三橋さんを勉強させろって」
三橋「ケッ。余計なお世話だっての」
「この問題集のテスト範囲全部解いたらサ店でなんでもご馳走しますから」
ほらほら、と急かすA。
サ店ごときで俺を操ろうなんて、生意気じゃ。
優等生らしいAは恐らく俺が
すぐに集中できるよう黙ってペンを走らせ始める。
一つ結びの遅れ毛がうなじの上にふわりと滑っていた。
三橋「……なーなー」
「集中してください」
三橋「もうちょっと喋ってから始めよーぜ」
「それさっきも言ってましたよね」
三橋「……少しくらい俺に構えよ」
「甘えないでください」
つまらぬ。
ずっとこちらを向いたままのうなじを
憎しみ込めて睨んだ。
しかし下を向いてるAは気づくわけもなく。
……つか、睫毛長くね?
あーあ、こっち向かねぇかな。
なんか納得いかん。
俺を放ったらかしにして他のことやるなんて。
なんかねぇかな。
Aが俺に構う、何か。
三橋「……あ。なぁなぁ」
「なに」
三橋「サ店じゃなくて他のご褒美がほしいって言ったら?」
ようやくそこで顔を上げたA。
少しだけ険しく眉を寄せて、
「高すぎるものは嫌ですよ」と答える。
ふふん、やはりな。
鈍感なコイツが思い付くわけがない。
三橋「んーにゃ、値段はねーよ」
「え、なに?」
三橋「Aからのちゅー」
「………………っはあ?!」
Aは分かりやすいくらい顔を真っ赤にして、
シャープペンを地面に落とした。
にしし、これで俺が優勢だぜ。
少しばかり恥ずかしい気もするが、
それは気のせいじゃ。
「却下!!」
三橋「あーそー?じゃぁ勉強もやらねーから」
「ぐぬ……」
さぁどーするよ。
俺はニヤニヤしてしまう口元を隠さず待ってると、
突然Aが勢いよく立ち上がった。
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めーぷる(プロフ) - 紫雨さん» 了解しました！ありがとうございます!! (2019年1月3日 21時) (
レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - めーぷるさん» リクエストありがとうございます！ただ、申し訳ないのですがこのpart3は恐らく今もらってるリクエストでpart4へ移行すると思います！本当に本当に面倒で申し訳ないのですが、移行した際にもう一度リクエストしてもらってもいいですか？申し訳ないです(*_*; (2019年1月3日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる(プロフ) - すみません、リクエストです…！色々あって心がボロボロな妹ちゃんを三橋くんが死ぬ気で助けるって話お願いしてもいいですかっ (2019年1月3日 19時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - jr00rtk417hさん» なにか名案があれば教えてください！(笑) ありがとうございます！がんばります(≧∇≦)/ (2019年1月3日 18時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
jr00rtk417h(プロフ) - 確かに…(o_o)そこが問題ですね笑笑いつも楽しみにしてるのでこれからも頑張ってください！ (2019年1月3日 16時) (レス) id: 279b567dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月6日 22時
