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#狂犬の優しさ ページ22

リクエストありがとうございます!
本編のストーリーとごっちゃにならないよう気を付けてください(-_-;
このお話はAちゃんが一年生の時のお話です!

※三橋さんと付き合う前のお話です

.









「……やばい」





グラグラと体が揺れてる感覚。


足の力もうまく入らなくて、
下を向きながら歩くけど真っ直ぐ
歩けてないのが分かる。





頭から全身にかけて熱が広がってて、
うまく例えられないけどとにかく辛い。






相良「A?」

「……ふぁ?」





聞き覚えのあるような声。


でもずいぶん優しいから、
一瞬誰か分からなかった。




ゆっくり顔を上げてみると、
すぐ目の前には相良さん。




どこかで喧嘩してきた所なのか、
後ろには開久さんたちもいる。







相良「どうした、こんな時間に。
サボりか??」

「いえ……熱が……ひどくて……」




かろうじて返事をしたけど、聞こえただろうか。


相良さんは眉を寄せてズンズン歩いてくると
私のおでこに大きな手のひらを合わせてきた。




男の子だなぁ、と改めて思うしっかりした手。









相良「……お前、一人か?」

「ん……はい……」

相良「もう返事するな。いいから、こっちに凭れろ」





意外と彼氏力高い、なんて
ぶちギレられそうな感想を抱きながら、

広げられた腕の中におとなしく収まる。




立ってるのがつらかったので
何かに寄りかかるだけでもかなり楽だった。








相良「……バカちんが」

「……すいま、せん………」

相良「ほんとだよ。ったく……
俺が通らなかったらどうすんだ」

「………ん、……」

相良「ちょっと我慢しろよ」






相良さんは私を支えながら背を向けしゃがみ、

私の体を自分の背中に乗せるように滑らせた。


両膝をしっかりホールドされる。






……おんぶだ。









「ぅ……ごめんなさい……」

相良「黙って寝てろ」

「あぅ……」








それから相良さんはいくつか開久さんたちに命令すると、

開久さんたちはバタバタと居なくなってしまい。








私はその様子をぼんやり眺めながら、

申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつ、

ゆっくり目を閉じた。









相良「……あっちーな」









相良さんの優しい声が耳にかすめたけど、



返事も出来ずに寝てしまった。









.









本編でギスギスしてるので、
ぜひこちらでは平和な二人を……笑

相良さんの優しさ100%の話になるかと笑笑

、2→←#伝説の妹



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めーぷる(プロフ) - 紫雨さん» 了解しました!ありがとうございます!! (2019年1月3日 21時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - めーぷるさん» リクエストありがとうございます!ただ、申し訳ないのですがこのpart3は恐らく今もらってるリクエストでpart4へ移行すると思います!本当に本当に面倒で申し訳ないのですが、移行した際にもう一度リクエストしてもらってもいいですか?申し訳ないです(*_*; (2019年1月3日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる(プロフ) - すみません、リクエストです…!色々あって心がボロボロな妹ちゃんを三橋くんが死ぬ気で助けるって話お願いしてもいいですかっ (2019年1月3日 19時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - jr00rtk417hさん» なにか名案があれば教えてください!(笑) ありがとうございます!がんばります(≧∇≦)/ (2019年1月3日 18時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
jr00rtk417h(プロフ) - 確かに…(o_o)そこが問題ですね笑笑いつも楽しみにしてるのでこれからも頑張ってください! (2019年1月3日 16時) (レス) id: 279b567dfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年12月6日 22時

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