検索窓
今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:703,206 hit

ひゃくごじゅうさん!! ページ6

*M-side








三橋「じゃぁな」

「はい」

三橋「……き、気を付けて帰れよ」

「……はい」





別れ道のところでAに軽く手を上げると

寂しそうに口を尖らせながら手を振って歩き出した。




その様子をぼんやり眺めて、

ついに心臓に異常が出たらしい。


俺は近くの植え込みに頭を突っ込んだ。







三橋「っどわぁぁあッッッ!!!!」






なんとか初日をクリアできたぜ……!!


俺今日かなりかっこよかったよな?!

冷静で大人っぽい良い男感あったよな?!





三橋「……やべー。すげぇ緊張した」





もうアイツほんとやだ。


すげぇ良い匂いするんだもん。



引っ張って、俺の胸元に来たときの
上目遣いとかほんとやばかった。




俺がどんだけ抑えてんのかも知らずに……。







三橋「……クソ。可愛すぎる」

早川「あれ、三橋さん」

三橋「おや京子ちゃん、明美ちゃん。こんにちは」

川崎「……なんで植え込みに頭突っ込んでたんですか」

三橋「植物から放出される新しい酸素を吸収したかったのさ……」





完全にドン引きの明美ちゃん。


可笑しいな、草食男子が人気になってきたんじゃなかったっけ。





早川「あ、聞きましたよ。Aと付き合ったんですよね」

三橋「ブフッ」

早川「どうすか、ラブラブしてるんすか?!」

三橋「や、やめろよぉもぉ〜」

川崎「デレデレっすね。そんな素振り見せたことないのに」

三橋「俺もよくわからねぇけど、アイツがめちゃくちゃ可愛いどうしよう」

川崎「精神科にいけば良いんじゃないんすか?」

三橋「うん別に病んでるわけではないかな」

早川「今度Wデートしませんっ??」

三橋「伊藤がいなければいいよ」

川崎「Wじゃないっすねそれ。1.5デートですよ」






二人と話しているとだんだん気持ちが落ち着いてきた。


毎日こんな気持ちになると考えたら
幸先不安というやつ。






三橋「……まじでさぁ」

川崎「?」




三橋「アイツ、ほんっと可愛いんだよなぁ……」




川崎「……大事にしてあげてくださいよ」

早川「なんかあったらウチらもフォローします!!」

三橋「二人ともありがとう……それじゃ」

川崎「三橋さんそっち植え込みっす」






明美ちゃんに注意する前に思いきり植え込みに
足を突っ込んでしまった。



枝が地味に痛い。









.









.


次話から7話入っていきます!!

これもう『三橋は伊藤の妹にゾッコン。』ですよね笑笑

ひゃくごじゅうよん!!→←ひゃくごじゅうに!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (592 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1194人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天孤 - 現実は本当に甘くないんですね〜 (2019年8月2日 14時) (レス) id: 7eedb3b556 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - そうだね!見よう!泣くマジ泣く (2018年12月16日 20時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - カ……カナリヤ…………私だって……こんな激辛な現実は見たくない!でもしょうがない……残された時間で私たちが出来ることを今一度考えて楽しく『今日から俺は!!』見よう!………泣いても笑っても最後だから………。 (2018年12月16日 18時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - やめて!!!現実を突き止めないで!!!!!!! (2018年12月16日 12時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - やだ………明日で今日から俺は!!が終わっちゃう…………… (2018年12月15日 22時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年12月1日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。