ひゃくよんじゅうきゅう！！ ページ2
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三橋「うんめぇ……!!母ちゃんよりうめぇぞこれ!!」
伊藤「オイ三橋!もっとありがたく食えよ!!」
三橋「うっせーな、箸が止まらねぇんだよ仕方ねぇだろーが」
「……ゆっくり食べてください」
いつもお兄ちゃんと二人きりの夜ご飯だから
三橋さんがいるだけでとても賑やかな感じだ。
二人とも美味しそうに食べてくれるから
作ってる側としては嬉しいんだけど、
なんだかちょっぴり恥ずかしい。
伊藤「つかなんで急に来たんだよ」
三橋「あ?」
伊藤「おかしいだろ。Aの飯食べたいなんて言ったことねぇのに」
「ぎくっ」
三橋「……あー」
伊藤「……なんだよ」
明らかに不自然な空気にお兄ちゃんは眉を寄せる。
三橋「あれだよ、あれ」
伊藤「どれだよ」
三橋「その……まぁ、ほら。お前と京子ちゃんみたいなさ」
伊藤「……は?」
三橋「お前と京子ちゃんイコール、俺とA……みたいな?」
伊藤「………………」
「……」
三橋「……」
ガターンｯ
次の瞬間、お兄ちゃんは椅子から落ちてしまった。
白目を向いてる。
「お兄ちゃん?!」
三橋「おいおい…」
「お兄ちゃんどうしたの?!」
伊藤「嘘だ……Aに……まさか……しかも………三橋……?」
お兄ちゃんはなんとか座り直すと、
三橋さんの胸ぐらをガシッと掴んだ。
三橋さんは振り払わないで、
眉を寄せるだけ。
伊藤「お前にAは渡さねぇぇぇｯｯ!!」
三橋「言うと思ったわ」
伊藤「Aの意思も無視して勝手に言いやがってふざけんなよ!!」
「あの、お兄ちゃん」
伊藤「なにｯ?!」
「……私の意思も、入ってます」
伊藤「ふぇ?!」
ふぇって……
完全にネジの外れたお兄ちゃんは
頭を抱えてブルブルと震え出したかと思うと、
今度はあり得ない量の涙が溢れだす。
伊藤「Aが……俺の大事な大事な妹のAが……」
三橋「すげぇ予想通りの反応だな」
伊藤「うるせぇくたばれ今話しかけんじゃねぇｯｯ!!」
三橋「うわすーごく荒れてる〜……」
「お兄ちゃん落ち着いて」
伊藤「嫌だ!!お兄ちゃんが一番大好き♡って
言ってくれないと無理!!」
「お兄ちゃんがいちばんだーいすき」
伊藤「棒読みｯｯ!!!!」
「でも俺もAが大好きぃぃぃ……」
と、言いながら私にしがみついてくるお兄ちゃん。
半分引きながらもウニ頭を撫でてあげた。
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天孤 - 現実は本当に甘くないんですね〜 (2019年8月2日 14時) (
レス) id: 7eedb3b556 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - そうだね！見よう！泣くマジ泣く (2018年12月16日 20時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - カ……カナリヤ…………私だって……こんな激辛な現実は見たくない!でもしょうがない……残された時間で私たちが出来ることを今一度考えて楽しく『今日から俺は!!』見よう!………泣いても笑っても最後だから………。 (2018年12月16日 18時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - やめて！！！現実を突き止めないで！！！！！！！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - やだ………明日で今日から俺は!!が終わっちゃう…………… (2018年12月15日 22時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月1日 12時
