伊藤の妹たちの番外編 part2【今日から俺は！！】

作戦会議,1 ページ47

残りの話が中途半端なので次のリクエストは続編に書かせていただきますごめんなさい(;o;)



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「と、いうわけで『三橋さんをギャフンと言わせよう作戦会議』を開きます!!」




放課後の喫茶店にて。

四人掛けテーブルの反対席に座る
佐川さんと谷川さんは「はぁ…」と
曖昧なお返事。



谷川「1つ聞いて良いか」


「どうぞ」


谷川「……なんで俺たち?」


佐川「俺、この人と話したことないんですけど……」


「ベストオブ信頼高い男性のお二人だからですよ」


佐川「理子さんに相談すれば良いじゃないっすか」


「いやいや、三橋さんは男なんですから男性の意見を尊重しないと」


谷川「ギャフンと言わせたいならもっと他に性格曲がってる奴に聞けば良いだろ」


「……そういうギャフンじゃないんです」


谷川「はあ?」


「もっと、私のことを女の子として『ギャフン!』って言わせたいんですっ」


佐川「ああ、三橋さんをキュンとさせたいんすね!」


「そこ!オブラートに包んでくださいっ!!」


谷川「んなもんますます俺の専門じゃねぇけど……」


佐川「俺もっすよ。他にもっといますよ、恋愛アドバイザー的な人」


「今井さんに聞けって言うんですか? お兄ちゃんに聞けって言うんですか??」


佐川「うーん……」


谷川「……俺らに期待するなよ」


「信頼はしています」






そこでお二人はうーむ、と真剣に
腕を組んで考え出す。


先に手をあげたのは佐川さんだった。





佐川「やっぱ涙目上目遣いじゃないっすか?」


「古いですね佐川さん」


佐川「え、ダメ出し……?」


「それにそれはこの間やりました」


谷川「どんな反応だった?」


「『何睨んでんだよ怖ぇな』、と」


佐川「(素直じゃないな……)」


谷川「じゃぁ、手繋ぎたいとか接触してみるのはどうよ」


「ありきたりですね」


谷川「……反応は?」


「『テメーなんかと繋ぐわけねぇだろバーカ』、です」


谷川「(素直になれよ……)」







お二人は同時にハァとため息。


私たちの会議は結局、夕暮れまで続いたけど
答えは出なかった。









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谷川「あの二人は何もしなくても幸せになると思う」

佐川「同感」









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妹×佐川×谷川


あまりみない組み合わせを書いてみました。

巻き込まれやすい二人でもあるのできっと
このあとも何回か作戦会議に付き合わされるんでしょうね。


そしてなんやかんや付き合ってあげる……みたいな(笑)

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