伊藤の妹たちの番外編 part2【今日から俺は！！】

素直になればいいのにね,1 ページ19

リクエストありがとうございます。
ゆるく、ゆるーくいきます(笑)
皆さん二人を見守ってあげてくださいね笑笑




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お昼休み。


いつものようにお兄ちゃんの教室で
ご飯を食べようと階段を降りてきたら、

丁度向こうから三橋さんと佐川さんが
歩いてきたらしく。



ビックリさせようと思って
私は影に隠れることにした。









佐川「いやぁでもAさんってほんとモテますよね」

三橋「なんだよ急に」



そうだぞ佐川さん。



佐川「だってこの間も一年坊に呼び出されて告白されてましたよ」

三橋「アイツのどこがいいんだか……」

佐川「可愛いじゃないっすか!!
スタイル良いし!!」



佐川さん貴方が運命の人だったのね。

あとで結婚しに行く。




三橋「はぁ? あれはスタイルが良い、じゃなくて
ただ胸が真っ平らなだけだろ」






………。






佐川「いやたしかにそうっすけど……」






………………。







三橋「あとアイツは先輩を敬わねぇし
口悪いしこの俺をバカにしてきやがる」

佐川「いやいやいや、それは信頼してるゆえにじゃないっすか?」

三橋「違うね!!あれは!!
ほんっとに腹立つことを言ってくるんだよ!!」

佐川「うーん……」

三橋「ただでさえ胸がないのに性格悪いからな!
アイツは!!
どうっしようもねぇよマジで」

佐川「三橋さん……」

三橋「永久ぼっちだぞ。ざまぁみろ!!」






ケケケケケッ………えっ。




三橋さんの悪魔みたいな笑い声が
階段の方に曲がったところ……

つまり、私を見た瞬間に止まった。




三橋さんは私を見るなりサァーッと
顔を青くして佐川さんの後ろに構える。






「……」

佐川「え、えと、Aさんっそのっ」

三橋「佐川に言わされたの!」

佐川「三橋さんっ!!」

「…………」

三橋「で、でも仕方ないだろ!
貧乳なのも性格悪いのも本当だし!!
だいたいっお前がもっと可愛らしく俺を
敬ってれば……」


「もういいです」









人の悪口を散々言ってきて、

謝るのならまだしも上乗せ?




上等じゃぁ……。






三橋「あの、A……?」


「良い機会ですし。
三橋さんを敬うことのできない
可愛くなーい後輩は散々ですよね」


佐川「Aさん、おっおちつ……」





私は思いっきり壁を殴った。


脆い箇所だったみたいで簡単に穴が空く。









「絶交です」


三橋「っ?!」


「金輪際、話しかけに来ないでください」









私はくるりと背を向けた。






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