伊藤の妹たちの番外編【今日から俺は！！】

女の子。,2 ページ39

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今井「あ、Aさーん!偶然でs」


「黙ってください」


谷川「機嫌悪ぃな……あ、もしかして今来てんのか」


「……さすが谷川さん。お察しの通りです」


今井「え? 谷川、誰が来てるんだ?」


谷川「今井さん、本当に今日は黙ってた方がいいですよ」


今井「なんだと谷川ぁ……!
てめぇ舐めてんのか?!」


「チッ……」


今井「Aさんが……舌打ち……」


谷川「だから言ったじゃないっすか」


「今井さんのおでこから生えてる触角、引き抜いても良いですか」


今井「ええぇ?!」


「引き抜きたくて仕方ないんです」


今井「おおお俺のより、谷川の方が引き抜きがいがありますよ?!」


谷川「俺を生け贄にしないでくださいよ」


今井「分かりました……男、今井。
Aさんのためならこんな触角、」


「えい」


今井「あああああぁぁあ!!!!」


「まだ抜いてないんですけど握っただけですけど」


今井「殺されるぅうぅぅ!! 俺の触角がぁあああ!!!!」


谷川「ちょ、今井さん落ち着いてください。
すっごいガタイ良い男が女子におでこの
触角掴まれて泣き喚いてるこの光景、すごいっすよ」


今井「谷川ぁぁあ!! 助けてくれぇぇぇ!!」


谷川「あーあーもー……。
とりあえずAの気が済むまで……」


「んっふふふ……」


谷川「え」


「今井さん、珍しく面白いですね」


今井「ほ、本当ですか!!」


「ナニ○レに投稿したいレベルです」


谷川「公開処刑しようとしてるよねそれ」


「題名:触角掴まれて動けぬ紅高番長」


谷川「やめろ」


今井「パリコレだなんてそんなぁ! わっははは!!」


谷川「ちょっと! 今井さん!!
やっとAの機嫌直り始めたんだから
黙っててくださいよ!!」


「ふふふふっ……」


谷川「え、なんで今の今井さんがウケたの」








後日。






今井「そういや誰も来なかったが、Aさんは誰を待ってたんだ?」


谷川「……今井さん、保健の勉強しましょう。
今の小学生の方がまだ察してあげてますよ」


今井「なんだ谷川。お前、働くのか」


谷川「労働保険じゃねぇよこういう時だけなんでそんな言葉思い付くんですか」









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紅高編、


何も知らない今井さんと、

彼氏力の高い谷川さんと、

笑いのツボがおかしくなったAちゃん。


でした。




お次はいよいよ悪名名高い彼らです。

果たして優しくしてくれるのか……。








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