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狂犬の気持ち,3 ページ4

*S-side









.









近くの喫茶店にて。


Aは手のひらサイズの縫いぐるみを
「ほわぁ……」と見つめてる。



結局一等ではなく、俺が引いたのは三等。


だが、Aにとっては「大当たり」だった
ようで「お礼にご馳走させて」とせがまれ、
今に至る。



喫茶店なんか入ったことねぇし
なに頼めば良いのかわからねぇから
コイツのオススメという奴を頼んでおいた。




「相良さんほんとにくじ運良いんですね!」

相良「まぁな。でも一等じゃなかった」

「一等はキャリーバックですけど、
持ち帰るの大変だし……
それに私、ほんとにこの子が欲しかったんです」

相良「……ならいいけどよ」




それにしても。




相良「……なあ」

「はい?」

相良「お前、良いのか?」

「何がです?」




俺は答える変わりに、
ぐるりと店内を見渡した。


客も店員も、ジロジロこっちを見てきた癖に
目があった瞬間、目を反らしやがる。


まぁガン飛ばししてきたら即行しめるけど。





Aは「あはは」とおかしそうに笑って
俺のほうを見上げた。






「気にしないですよ。
逆に面白くないですか」

相良「開久と茶ァ飲んでたとか、
学校で噂されたらお前まで不良扱いされるぞ」

「ご心配なく。すでにそういう扱いですし」




それに私、相良さんと話すの楽しいですから









サラリと言う。

いつもいつも。


そういうことを。





相良「……お前今こっち見んな」

「え?! なにゆえ?!」

相良「いいから。見たら殺す」




そう脅せば、瞬時に窓の外を向いた。


男と違ってゴツゴツしてない頬骨が
丸見えでよけい直視できなくなる。








相良「……お前は変なやつだな」

「悪口?!」

相良「誉めてんだよバーカ」




ええぇー……と言いながらも
健気に横を向き続ける。





どうしようもないくらい気持ちが落ち着かなくて、


俺はもうひたすら熱を冷ますのに必死だった。









.









.


〜オマケ〜



店員「お待たせしました!!チョコレートパフェです!!」



相良「すげぇ甘そう……」

「相良さん!!パフェ見たいです!!」

相良「こっち見たら殺すからな」

「ノールックでパフェを食えと?!」






.




以上、相良くんの回でした。

私の妄想百パーセントです。

気に入ってもらえたら☆ポチしてください笑



本編ストーリーでもベタ惚れさせるつもりです。笑笑

兄の彼女,1→←狂犬の気持ち,2



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nasiremon - あぁ…!本気で兄になってほしい… 頼む…神様!転生でも何でもいいから私を伊藤さんの妹にしてぇぇぇ!!! あわよくば三橋さんの友達にも…… (2020年5月14日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - ツボったwwwwwwwおもろいです (2020年4月27日 21時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの飴(プロフ) - ありがとうこざいます♪すぐに探しにいきます! (2019年1月1日 10時) (レス) id: a83557efdf (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ゆずの飴さん» ありがとうございます(*´-`)ありがたきお言葉です!アカウント名は《 神室時雨(≡・x・≡) 》です!街灯がトプ画ですね! (2018年12月31日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの飴(プロフ) - 絵がお上手で羨ましい… あと、twitterのアカウント名を教えていただけますか? (2018年12月31日 20時) (レス) id: a83557efdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年11月5日 18時

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