クリスマス*6 ページ29
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「恐るべしシティーボーイ……」
まだ顔の火照りが収まらず、
暫く寒い外を歩くことにした。
紅野さんの行動にはビックリだけど
きっとあれは東京で当たり前なんだろう。
さすが東京。
「それにしてもお腹すいたな……
もう帰るのも勿体ないし……」
本音を言うともう少しブラブラ歩いてたい。
お兄ちゃんが帰ってくる夕方までまだ
時間がたくさんあるから。
どこかのファミレスでご飯にしよう……
と考えてたら人混みの中から手が伸びてきて、
私の腕を掴んだ。
「ひっ……!」
相良「わ、悪い」
「相良さん! 良かったぁびっくりした……」
相良さんは灰色の学ラン、ではなく
ブカブカのパーカーにブカブカのスウェットと
私の休日と似た格好をしていた。
ただ首もとに暖かそうなマフラーを
ぐるぐる巻きにしてるので、
寒いのが苦手な人かも。
同じ部屋着系統なのに、
相良さんが着るとファッションに見える。
……なにゆえ。
相良「偶然だな」
「ほんとですね。相良さんの私服、初めて見ました」
相良「お前も……その……女っぽくて…」
「あはは、ありがとうございます」
きっと相良さんなりに褒めてくれようと
しているんだろう。
その時、私のお腹がグギュルウゥと哭いた。
気まずい沈黙が流れる。
相良「お前、飯食ってねぇのか」
「……はい」
相良「俺も飯食いに来たんだよ。
お前がよかったら……その、……い、い、」
「い?」
相良「いっ……しょに、どうだ」
「良いんですか?」
相良さんは「おう」とぶっきらぼうに返事をした。
一人でご飯食べるより断然こっちの方がいいし、
相良さんがお昼にいつもなに食べるのか
すっごく気になる。
「相良さん休日はいつも何食べてるんですか?」
相良「あー……コンビニで済ましてる」
「体に悪いですよ」
相良「わざわざファミレスに入るのもダルいんだよ」
てゆか、相良さんの場合パシりに買わせにいってそう。
なんとなく想像を巡らせていたら、
ふと、大きなツリーハウスが目に入った。
「おっきい……」
相良「……ああ」
「夜にはどんなイルミネーションになるんでしょうね」
相良「……知らねーよ」
プイッと顔を背けてしまう。
興味ないのかな。イルミネーション。
「好きじゃないんですか?」
相良「興味ねぇ」
「綺麗ですよ」
相良「……」
不意に振り返ってきた相良さんはじっと
私の目を見つめてきた。
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nasiremon - あぁ…！本気で兄になってほしい… 頼む…神様！転生でも何でもいいから私を伊藤さんの妹にしてぇぇぇ！！！ あわよくば三橋さんの友達にも…… (2020年5月14日 0時) (
レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - ツボったwwwwwwwおもろいです (2020年4月27日 21時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの飴(プロフ) - ありがとうこざいます♪すぐに探しにいきます！ (2019年1月1日 10時) (レス) id: a83557efdf (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ゆずの飴さん» ありがとうございます(*´-`)ありがたきお言葉です！アカウント名は《 神室時雨(≡・x・≡) 》です！街灯がトプ画ですね！ (2018年12月31日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの飴(プロフ) - 絵がお上手で羨ましい… あと、twitterのアカウント名を教えていただけますか？ (2018年12月31日 20時) (レス) id: a83557efdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年11月5日 18時
