よんじゅうきゅう！！ ページ49
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恐らく今は四限目くらい。
昼休みに間に合えばお兄ちゃんが
ヒステリックになることもないだろう。
と、私は商店街から外れた
近道を通ろうとした。
しかし世の中、急がば回れ。
男「あ?なんだネーチャン」
男「こんな時間に登校かよ」
…不良さんたちがたむろしてました。
うわぁワロタ。てゆうかオワタ。
でもよくよく見たら見覚えのある
灰色の学ランばっかり。
たしかここは…
相良「なっ、A?!」
「相良さん!」
相良「お、お前、なんでこんな時間に…」
「そっくりそのままお返しします」
ってなんかデジャヴな気がする。
相良さんは不良の間を掻き分けて
私の前に来ると少し嬉しそうに笑ってくれた。
相良「サボりか?」
「あ、いいえ。今から学校です」
相良「真面目だな」
「それほどでも。相良さんたちは?」
相良「俺らは石橋と吉村っつー野郎を探してる」
「…学校サボってまで?」
いーだろべつに。って顔を赤らめる。
んー照れるポイントなのかなぁ。
私、つっぱりっていう生き物たちが分からないよ。
誰かトリセツ書いてほしい。
相良「、一人じゃ…あぶねぇだろ」
「え?」
相良「途中まで…その、送ってやる」
鞄寄越せよ、と私のバッグを持つとスタスタ歩き出す。
やけにお連れの人達の視線が痛かったけど
とにかく追いかけなくちゃ。
「大丈夫ですよ相良さん!」
相良「ここから近いだろ。気にすんな」
「いやいや!なんでそんなしてくれるんですか!!
石橋さんと吉村さん探してるんですよね?!」
早歩きの相良さんは、私の声に少しだけ
振り返ると、さも当然かのように私に言った。
相良「だから、お前可愛い面してるんだからあぶねぇって言ってるだろ」
「……へ」
相良「俺がいればどんなヤクザも絡みに来ねぇから安心しろ」
「いや、えっ、あの」
この人無自覚でそういうこと言うタイプだったの?
悪人面なのにそんな優しくされたら
私どうしたらいいか分からないんですが。
……三橋さんとは大違い。
なんて勝手に考えて、一人で虚しくなる。
三橋さんは私のことなんか……
.
.
伊藤「A!学校ですれ違わなかったから心配したぞ」
「……お兄ちゃん」
伊藤「ん?」
「私って可愛いの??」
伊藤「はぁ??今さら何言ってんだよ。
Aは生まれたときから可愛かっただろうが」
「あー……うん……聞く人間違えたごめん」
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紫雨(プロフ) - きよか。さん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)part6までと長いですがぜひぜひお時間あるときに続きも読んでみてください！コメントありがとうございました！ (2018年12月27日 15時) (
レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 最高すぎます…。ドキドキしすぎて呼吸困難です…。三橋かっこよすぎます(><)本当に最高です…。ありがとうございます…。 (2018年12月27日 13時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 黒玄さん» ありがとうございますぅぅぅ(´；ω；｀)！！！ (2018年12月1日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄(プロフ) - 紫雨さん» いえいえ、知らない人が多いのもしょうがないと思います。私も全て覚えてるわけじゃありませんし…少し気になったまでですので。これからも更新、自分のペースで頑張って下さい♪( ´▽｀) (2018年12月1日 20時) (レス) id: 59a986cd95 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 黒玄さん» いたんですか？！？！完全に私パクリみたいになってますよね？！？！？！完全なるやらかしです……すいません、ドラマしか見てないのでそんなつもりはありませんでした！！ (2018年12月1日 20時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年10月31日 20時
