よん！！ ページ4
.
帰り道。
出来る限りお兄ちゃんとの接触は避けたいので
私は「一緒に帰ろう」という針山からのお誘いを
潔く断り、
さっさと昇降口を飛び出す。
やけに校門らへんでギャラリーが多い気がするけど……。
まぁ無視だ。関係ない。関係ない。かんけ……
不良1「オメェ軟葉の女かぁ??」
不良2「三橋と伊藤って言う初日から
暴れた奴等居んだろ??タイマンさせろよォ」
「…………知りませーん」
校門を出た瞬間、見知らぬ学校の
見知らぬお兄さんたちに絡まれた。
二人ともごついし変な髪型だし
学生なのにアゴヒゲが濃い。
どこまでも漂うチンピラ臭。
……お兄ちゃんは「すぐ呼べ」って
言ってくれてたけど、
こんなところで喧嘩なんか面倒だし
これ以上悪目立ちしたくない。
出来るだけ下手に出て回避しよう。
「実は私、今日この学校に来たんですよ。
だからほら、お友だち作りに必死といいますか。
目標百人だからちょっと忙しいといいますか」
不良1「あぁ?んだよトモダチほしいの?
だったら俺たちが友達なってやるよ」
不良2「可愛い顔してるしよぉ、
楽しいこと教えてやるぜぇ」
「あ、ごめんなさいもう百人友達
コンプリートしちゃったので定員オーバーでーす」
チンピラ高校生たちは退いてくれるどころか
むしろどんどん距離を詰められて、
逃げる場所が無くなっていく。
通りすがりのクラスメイトたちはもはや
見て見ぬフリ。
不良2「名前何て言うんだよ」
「ジョセリーヌです」
不良1「ふざけたこと言ってんなよテメェ!!」
「リアリーリアリー!!
これでも帰国子女で……」
不良1「なめてんじゃねぇぞ!!」
急にぶちギレた不良が私の肩を押さえつけると
拳を握って振りかぶる。
状況が把握できないまま、ぐんぐん迫ってきた。
やばい、どうしよう……──
その時だった。
三橋「あんれぇ、Aちゃぁん、
どうしたんでちゅかぁ〜??」
なんというバッドタイミング。
昼休みのふざけたノリで三橋さんは
軽くスキップしながら私達の所まで来ると
わざとらしく手を叩いて見せる。
三橋「もしかしてAちゃん!
告白されてるのォー??すっごぉい!」
「……あなたねぇ」
いい加減にカチンと来て、
沸々と沸き上がる怒りをぶつけようとした瞬間、
変顔をしていた三橋さんの表情がスッと
真剣になり、不良二人に厳しい視線を送った。
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紫雨(プロフ) - きよか。さん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)part6までと長いですがぜひぜひお時間あるときに続きも読んでみてください！コメントありがとうございました！ (2018年12月27日 15時) (
レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 最高すぎます…。ドキドキしすぎて呼吸困難です…。三橋かっこよすぎます(><)本当に最高です…。ありがとうございます…。 (2018年12月27日 13時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 黒玄さん» ありがとうございますぅぅぅ(´；ω；｀)！！！ (2018年12月1日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄(プロフ) - 紫雨さん» いえいえ、知らない人が多いのもしょうがないと思います。私も全て覚えてるわけじゃありませんし…少し気になったまでですので。これからも更新、自分のペースで頑張って下さい♪( ´▽｀) (2018年12月1日 20時) (レス) id: 59a986cd95 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 黒玄さん» いたんですか？！？！完全に私パクリみたいになってますよね？！？！？！完全なるやらかしです……すいません、ドラマしか見てないのでそんなつもりはありませんでした！！ (2018年12月1日 20時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年10月31日 20時
