38:□ ページ38
.
結局その日、眠りは浅くただただボッーとしていた。
「……はぁー」
翌日、テレビ番組の収録。一人だけで多少落ち着くのと同時に、だからこそ余計なことを考えてしまいそうで心配やった。
「向井さんおはようございます」
「あ、おはようございます」
軽くマネージャーさんと会話を交わし、仕事場に行く。
「…そういえば最近、目黒さん見ないですね」
……そこ突くかぁーーー。
「んー、、まぁ、忙しいんやないですか?仕事いっぱい下さるし集中したいんですよ」
「…ですね。目黒さん熱心ですし」
悪気はないのは分かっとる。けど何となく今は言って欲しくなかった。
「着きました」
「ありがとうございます」
車から先に降り、足早に楽屋へ向かう。
今日の収録はレギュラーとしてやらせてもらってる仕事で、他の出演者さんもスタッフさんとも慣れ親しくなれてきた頃やった。
すれ違うスタッフさんとの挨拶も、良い意味で軽く交わせるほどに。
いつもの習慣。タレントさん達の楽屋を全て回って挨拶する。皆さん優しく接してくれるからほんまにありがたい。
…これなら今日1日上手くやってけそう。
そして収録は始まった。
.
.
.
.
「これで収録は以上になります」
「ありがとうございましたー!」
なんとか自分なりにやり過ごせた気がする。
バレてないはずや、、きっと。
「向井君、ちょっと良い?」
「え、……あっ、はい!」
MCの、特に親しくなった人に呼び止められた。
何かやらかしたのか、、、何を言われるのか疑問に思いながらも付いていった。
その人は周りに人がいないことを確認すると、俺の目を見据えて言った。
「今日の向井君さ、はっきり言って凄い不調だったよ」
1191人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お れ ん じ ジ ュ ー ス(プロフ) - サナさん» ご感想ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!!!!!次回作もぜひお読み下さい! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 960072a6bc (このIDを非表示/違反報告)
サナ - とってもおもしろかったです。めめこじが大好きなので楽しく見させて頂きました。また、配信されるのを楽しみにしています。 (2020年3月22日 22時) (レス) id: 76b83d32ad (このIDを非表示/違反報告)
雅翔(プロフ) - Amiさん» ご感想ありがとうございます!他の方にもしっくり来ていることを願います!笑。次回作も、読んで貰えるよう精進します! (2020年3月10日 12時) (レス) id: 960072a6bc (このIDを非表示/違反報告)
Ami - ちゃんと読者にもしっくり来ております!めめこじはやっぱりこうじゃないとですねぇ!本当にドキドキハラハラして面白かったです!今後のめめこじ小説も期待します (2020年3月10日 12時) (レス) id: dafa21f976 (このIDを非表示/違反報告)
雅翔(プロフ) - ゆきんこさん» ご感想ありがとうございます!おれんじジュースです!嬉しいと言っていただけてとても光栄です!!いよいよ後半にやってきたのでラストスパートに向けて精進していきますので、ぜひ最後までお読み頂きたいです! (2020年3月8日 20時) (レス) id: 960072a6bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:お れ ん じ ジ ュ ー ス | 作者ホームページ:https://twitter.com/hokuto_koji621?s=09
作成日時:2020年1月31日 15時