Lovers Again 【めめこじ】 【3/10完結】

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「んぅ、、はぁん、、、れん、」



俺の下で必死に喘ぐ康二も、



「……れ、蓮…。ちょっと、これ恥ずかしいって///」



俺の名前を呼んで恥ずかしくなる康二も、



「めめ、…じゃなくて蓮、、好きや」



顔を赤くして「好き」という康二も、


俺は好きだった。大好きだった。



「………蓮、！」


「……康二、」



康二の俺を呼ぶ声が聞こえて、名前を呼べばいつものように俺に手を伸ばす康二……は、どこにもいない。



「………康二、」



前まではほとんど同棲状態だったほど、康二は俺の家にいた。


…でも最近、有難いことに忙しくさせて貰っているおかげで、康二が俺の家に来る事が少なくなっていた。勿論、俺が康二の家に行くのも。




気持ちが離れた訳じゃなかった。むしろその逆。どんどん康二が好きになった。


……絶対に、誰にも取られたくなかった。



「…なのに、、、なんで俺は……………」



自分に落胆した。意味が分からなかった。
どうしてあんな事を言ったのか。



「別れよう」と言えば、必死に「冗談でしょ」とでも言ってくる康二。正直言って見ていられなかった。



言ってしまった事をすぐにでも無かった事にしたかった。


……余計な、邪魔なプライドが「やっぱなし。冗談」とさえ言わせてくれない。




その時はただ、康二が「別れたくない」と言ってくれるのを待っていた。


それでも返ってきた答えは



「……分かった。別れよ」



そんな最悪な答えだった。

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