●第35話 ページ36
その後にマイキーくんが来て、たかくんの仲間の東卍メンバーが揃って、気がつけば乱闘になっていた。
雨の中楽しそうに祭りだーなんていっちゃって
巻き込まれないように端っこに避難してたかくんをみつめる。
たかくんに何かあったら許さないんだから
でも、ケンカしてるたかくんもかっこいい！
なんて思ってると目の前に男の影が出てくる。
･････････邪魔だな。かっこいいたかくんが見えないじゃんか
と思いながら蹴り飛ばす。
男の影で見えなかったが、そいつを狙ってた人が倒れて来た奴を避ける。
「あ？てめぇ･･･誰だ」
東京卍會の特服を来てるからたかくんの仲間だ
『誰って･･････たかくんの女ですけど』
「･･････たかくん？」
私と会話しながらも確実に敵を倒していく。
乙女の前で配慮がないな
「あー･･････誰でもいいけどよ、巻き込まれたくなかったらここから去れ」
『やだ』
「あ？」
『てゆーか邪魔なんですけど』
「･･･あん？」
私の言葉にがんを飛ばしてくる。
この人短気だなぁ
『たかくんが見えないの。だから避けて』
「場地！こっちは終わったけどそっちはどうだ？」
男の後ろからたかくんが駆け寄ってきてくれる。
「あん？三ツ谷か、こっちももう終わる。てゆーかこの女を」
『たかくん！無事？怪我してない？』
邪魔な男を無視してたかくんに駆け寄る。
良かった。大怪我とかしてないみたい！
「Aの方こそ無事か？怖かっただろ？」
『たかくんの姿見てたから怖くなかったよ』
ぎゅっと抱きつくと抱き締め返してくれる。
「おい、てめぇらそういうのは他所でやれや」
「あーなになに？場地うらやましーの？」
「あ？ぶっ飛ばすぞスマイリー」
お仲間さん達が集まってきて賑やかになる。
敵のチームも大将が帰ったみたいでチリヂリになっていく。
「とりあえず、病院に急ぐ。Aは俺の後ろに乗って。急ぐぞぺーやん！」
「お、おう･･･！」
バイクに跨ってたかくんに抱きつく。
「ちょっととばすからちゃんと捕まってろよ！」
『うん･･･！！』
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作者名：sino | 作成日時：2021年7月20日 15時
