●第24話 ページ25
『マイキーくん派とドラケンくん派？』
マイキーくんはお金を出して林田くんを年少から出そうとしている。
それを反対しているのがドラケンくん。
自首した林田くんの気持ちを無駄にしたくないという意見だ。
しかも、マイキーくんとドラケンくんが大喧嘩中らしい
『もし、2つに･･･割れちゃったら、たかくんはどうする･･･の？』
私の問いに、たかくんはしばらく口を開かなかった。
きっと、たかくん自身がすごく悩んでるし、そんなことになってほしくないよね。
「俺は･･････ドラケンについて行くと思う」
『うん』
「なんだかんだずっとあいつの背中を追いかけてきたんだ。」
『うん』
「しかも、ドラケンのやつ会えねぇのにパーの両親と毎日面会に行ってるんだぜ？中に入れねぇからクソあちぃなか突っ立って待ってんだ」
『うん』
「パーの気持ちも大事にしてやりてぇし、そこまでしてるドラケンを俺は･･･裏切れねぇ」
『うん』
「でも、俺がドラケン派についたらさ」
「もう、ぺーやんといつもみたいにバカやったり出来なくなんのかな･･･？」
『っ！！』
林田くんの1番の友達の林くん。
林くんは林田くんに早く出てきてほしいよね。
それがたとえお金の力でも。
『たかくん』
『私はたかくんがどんな選択をしても味方だよ。根拠はないけど、マイキーくんとドラケンくんも大丈夫だよ。いつも2人で東卍支えて来たんでしょ？そう簡単に壊れないよ』
「A･･･」
『林くんだって、ちゃんと話し合えば分かってくれる。大丈夫、友達だもん』
根拠はないし、絶対大丈夫なんて言えない。
本当に東卍が2つに割れちゃうかもしれない
それでも、今までたかくん達が築いてきた絆がそう簡単に壊れるとは思わない。
「･･･ありがとうな。」
まだたかくんの笑顔はいつもより暗かったけど。少しだけ元気になってくれたかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sino | 作成日時：2021年7月20日 15時
