●第12話 ページ13
急にきた連絡によって大男、もといドラケンくんと向かい合ってチョコパを食べている。
(ケータイが震えたと思って開いたら【チョコパ食いたいから付き合え】なんて2度見したよね)
ドラケンくんもチョコパなんて食べるんだ
「・・・お前、失礼なこと考えてるだろ」
『んな!?そんにゃことないです!!』
思いっきり噛んでしまった!!
恥ずかしさで顔が赤くなる。
ドラケンくんはこっちの気持ちなんて知りもしないで大笑いしてる・・・。
『ドラケンくんもチョコパなんて食べるんですね・・・』
「今日はたまたまそーいう気分なんだよ。んで?何悩んでるんだよ」
『うぇっ!?ドラケンくんってエスパー??』
ドラケンくんの顔をまじまじと見てしまう。
会ったことあるのこれで2回目だよ?
それとも私がわかりやすすぎる??
「あー・・・俺、色んな奴のそーだんよくのって話聞いてるからよぉ、わかるんだわ」
話してみ?なんて優しい表情で言うからポツリポツリ話してみる
『好きな人に好きな人がいたんです』
「ふーん。で?」
『私、素直に応援出来なくて・・・いや、そうじゃなくて・・・応援したくないんです・・・上手くいくなって思っちゃうんです。最低ですよね』
「別に応援してくれって言われたわけじゃねーんだろ?じゃあ、お前の気持ちぶつければいいじゃん。」
『私の・・・気持ち・・・。』
「取られたくないんだろ?そんなの答えはもう出てるだろ」
そっか。私、三ツ谷くんに気持ち伝えればいいんだ・・・。
「Aの気持ちきけば相手も意識すんだろ。男は単純だからよ」
『ドラケンくん・・・実体験ですか!?』
「あぁ!?俺はもう心に決めた奴がいるんだよ!」
ドラケンくんの大声にビックリする。今は船をこいでカクンカクンしてるマスターしかいなくてよかった・・・。
『ふふっ。男前ですね』
「うるせー。わらってんじゃねー」
ピシッと手加減したデコピンをされたがしばらく笑ってしまった。
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作者名:sino | 作成日時:2021年7月20日 15時