きっと明日も明後日も。part２【東方project】×【暗殺教室】 (ページ34)

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よし、きめよう！となって輪を作り始めると、ビッチ先生が自分の武勇伝を語り始めた。

世界中飛び回ってるから京都なんていいんだ、なんて言ったら、

「じゃあビッチ先生留守番しといてよ」

「花壇に水やっといてー」

なんて言われる始末。

当然プライドが激高のビッチ先生はキレる訳で。

「何よ、私抜きで楽しそうな話してんじゃないわよ！！」

「ああぁあ！もう！行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ！！！」

人様に容易く銃を向けるな、銃を！！

『なんだよビッチ先生のツンデレ！プライドの塊！』

「うるっさいわね舞桜！撃つわよ！？」

『ごめんってば！！！』

私死んじゃう、私死んじゃうってば。

両手を上に上げ、降伏のポーズを取る。やっとビッチ先生は銃を下ろした。殺されるかと思いました、真面目に。

するとｶﾞﾗｯと音を立てて開かれる教室の木製扉。

それは辞書を持った殺せんせーだった。

瞬間、肩と腕に来る大きな重み。

「「『おっも！』」」

「なんだよ、殺せんせー。これもう修学旅行のしおりじゃなくて辞書だろ。」

と苦笑しながら呟く魔理沙。そうですね、私も辞書だと思います。

「イラスト解説の全観光スポット、お土産人気TOP100、旅の護身術入門から応用まで昨日徹夜で作りました。
初回特典は、組み立て紙工作金閣寺です！」

と、なんとも言えない早口で喋る殺せんせー。

やっぱりこいつが1番楽しみにしてるよね？

まぁ何だかんだで私も超楽しみだったりします。