人間不信【暗殺教室】 (ページ3)

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1話ページ3

Aside

今日もまた、ぼんやりと自分の席に座っていた。

周りにはキャッキャと騒いでいるE組の奴ら。その下らない友情ごっこがいつ終わるのかが見物だ。

「………居心地悪い」

小さく一言。本当にここは居心地が悪い。

「な、なぁ………」

「何？」

「や、やっぱ何でもない」

そう。何故だが知らないが磯貝が話しかけてくる。よっぽどの事でなければ話しかけないでほしいものだ。

「おはようございます。日直の人は号令を」

「起立」ｶﾞﾁｬｯ

「気をつけ」ｶﾞﾁｬｯ

「礼！」

号令と共に教室内に銃声が鳴り響く。もちろん、その中の一つを放つつもりはないが。

「今日も命中弾は無し、ですね」

いつも通り授業を受け、いつも通り帰る。そんな日常に嫌気が差す。

「ねぇ、入宮さん」

「何、中村」

「何で暗殺に参加しないの？暗殺しなきゃ、地球が爆発するんだよ？」

「地球が爆破したっていい。こんな世界壊れちゃえば」

そう、こんなどうしようもない世界なら、いっそ。