訳あり兄妹【りうら】 (ページ6)

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４. ページ6

幼い頃父親を亡くした蒼は

きっと愛も知らなかったんだろう。

母も女手一つで育てる為に沢山仕事をして
忙しかっただろうから。

その話を聞いて俺は

" 愛をあげたい "

そう思った。

だけど、嫌われるとは思ってなかった

りうら「蒼が俺の事嫌いでも、俺は好きだよ。

だって、 " 家族 " だもん！」

「家族…？私とアンタが家族？

巫山戯るのも大概にしてよ！！」

え…？

りうら「 …そんなに、俺の事嫌い…？」

「嫌い…大っ嫌い…

あんたも…あんたの事好いてる奴らも…っ」

りうら「え…？」

「 …っ」

蒼は走って部屋へ戻っていく

あの顔…

" 大っ嫌い…っ "

りうら「っ…そんな、顔…しないでよ… 」

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りうら「 …ってことがあったんだよねー」

初兎「蒼って…そんなりうちゃんの事嫌いなんやな」

ほとけ「もうどうしようもないねー… 」

りうら「ねーどうすればいいと思う…？

…司くん」

司「 …俺は、兄妹仲がいいから何故そうなるのかが分からないな…すまない。」

りうら「いや…実際家って複雑だから…

こうなるのも仕方ないのかも… 」

家ではほぼ俺と蒼2人きりだし…

司「 …なら、蒼の様子を見に行くか？」

子供組「「「え？」」」