Do you stil …【2】

#53 ページ7

【涼太 side】




涼太「送ってくよ」




結花「大丈夫だよ」




涼太「女の子を1人で帰らせるなんて、そんな男にするんですか？」




結花「……いじわるだなぁ。」






そう言う結花の横で一緒に歩き出す




久しぶりに会って

食事をして

色々話して



楽しかった



俺の知らない間にあったこととかたくさん話してくれて


充実した楽しい時間だった









だけど








前ほど結花にのめり込む自分がいなくて


何かがつっかえをして留まっている


それをどうにかバレないように結花に接してきた






つくづく自分でも情けなくて馬鹿なヤツだと思う









結花「涼太？」





涼太「ん？」




結花「何考えてるの？」








結花の大きな瞳が俺の顔を見上げるようにしている


すごく真っ直ぐな瞳で

綺麗だった






涼太「ごめん、なんでもないよ」




結花「そっか」








こんなこといつまでもしていられない



この子に嘘はつけない

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