Do you stil …【2】

#79 ページ35

【涼太 side】



いつも通りに目覚ましが鳴って


少しひんやりするフローリングに足を置く









＿『玲於と付き合うことにしたの』







涼太「んんんー、」






昨日のあれ以来、Aのなんとも言えない表情が浮かんで



気持ちは曇るばかり






今日だってこれから玲於と顔を合わせるわけで









''Aと付き合ったんだ？








なんて明るく言える自信もない








隣の部屋の存在を感じながらも、出かける準備をする









ｶﾞﾁｬ









涼太「あ、」







ドアを開けたタイミングで隣の部屋のドアも開いた








『…おはよ、』





涼太「うん、おはよ」







ちょっと顔色が悪そうな彼女が俺を抜いて歩いて行く









_
じゃあ、とだけ言って彼女は駅の方に向かっていった







そんなAにじゃあねって言葉をかけることしかできなかった

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