Do you stil … (ページ46)

今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:152,117 hit

#43 ページ46

【You side】

ダメだ

今日は何も手につかないし、頭も働かない

具合が優れないのも原因かもしれないけどやっぱり一番は涼太だ

あいつのせいだ

ソファーに座って右手を見つめる

思い出すだけで体が熱くなるのを感じる

1晩あのままとか

私寝てたのもったいなさすぎる

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンには玲於くんの顔が映っていてマスクをしてドアを開けた

『どしたの、こんな夕方に』

玲於「Aさん体調悪いって聞いて、仕事早く終わったんできちゃいました」

『え、嬉しいけどうつるよ？今大事な時期でしょ？』

玲於「大丈夫っす、免疫あるんで」

『意味わかんない笑』

玲於「ね？大丈夫！入れて」

玲於くんは、ときどきタメ口で喋ってくる

今みたいにほんとに大丈夫だから、とかそういう時はタメ口になる

私玲於くんの取説書けそう

玲於「何笑ってんの。早く入れて」

『ごめん笑』

玲於くん飲み物とかたくさん買ってきてくれて

玲於「はい、寝る」

すぐに、私を寝室に押し込んで

玲於「熱計る」

体温計渡してきて

『37.8』

玲於「これ飲んで」

コップを突き出して

玲於「はい、おやすみなさい」

布団をかける

『……無理……耐えられない笑』

玲於「なに」

『お母さんみたい笑笑い止まらない笑』

玲於「ねぇ、バカにしてんの？」

『いやいやいや笑』

玲於「せっかく人が看病してあげたのにさ。」

『感謝してますよ？』

玲於「早く寝ろよ」

私の肩を軽く押し付けてふてくされた顔で私を見る

『おやすみ』

玲於「おやすみなさい」

それから自然に睡魔が襲ってきて自然と眠りに落ちた