Do you stil … (ページ20)

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#19 ページ20

【You side】

涼太「大学行ってるの？」

ゆったりとした沈黙を破ったのは涼太だった

『行ってるよ』

涼太「楽しい？」

『楽しいけどそんな楽なもんじゃないね』

涼太「やっぱり大変か」

『涼太ほどじゃないよ笑』

涼太「いやいやいや」

『ツアーやってるんだって？友達に聞いたよ』

涼太「うん、お陰さまで」

『すごいな、ほんとに雲の上の存在になってくんだね』

涼太「盛りすぎね笑」

涼太は屈託のない笑顔で笑いながらお茶を飲んだ

つられて私も１口お茶を飲む

涼太「それにしても偶然。お隣さんだなんて」

『ほんとね笑びっくり』

涼太「まぁ、これも何かの縁ですかね。よろしくお願いします。」

『こちらこそです。』

お辞儀した顔をあげると涼太とばっちり目が合って

『ふふっ笑』

思わず笑ってしまった

涼太「何笑ってんの笑」

その後涼太も笑うので私もさらに笑ってしまった

・

『じゃあそろそろ戻りますね』

涼太「はいよ」

『ごちそうさまでした』

涼太「お粗末さまでした」

『ふふふっ笑』

涼太「また笑うん」

『ごめんって笑じゃあ、また』

涼太「またね」

ｶﾞﾁｬﾝ

……またね

また会ってくれるのか

考えすぎか

ﾋﾟﾛﾝ

瑞穂《言い忘れてたんだけど》

次のメッセージを読んで私は目を丸くした

瑞穂《ミスコン申し込んでおきました♡》

『♡やないねん！！』

自分でも久しぶりに出た関西弁にびっくりした

でも何よりミスコンに勝手に応募されたことにびっくり

あんなのかわいい子がやることであって私なんかがやっても笑いものになって、逆に目立つって…

次の日瑞穂が私に怒られたことは言うまでもない