Do you stil … (ページ18)

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【涼太 side】

TH「涼太ー！チーズ食べたいな！」

来てそうそうTAKAHIROさんからのリクエストが止まらない…

そもそも今日は早めに家に帰ってツアーに向けての調整とか色々やることあったのに

帰るとこギリギリで呼び止められてしかもジャンケンで俺ん家

ついでに隣にいた玲於も連れてこられて

TAKAHIROさんは一緒にいた岩田さんを連行してきて

長くなりそうだなぁ…

・

玲於「あれ？TAKAHIROさんついに潰れそうっすかね？」

飲み始めて３時間

TAKAHIROさんのお酒の勢いは止まらず隣に座っていた玲於が小声で話しかけてきた

涼太「これ、潰れる前に帰したいよね」

TH「だめだぁー！外の空気吸ってくるぞぉー！」

涼太「行かせとくべき？」

玲於「とりあえず」

夢中になってチーかまのビニールを向いていた岩田さんの足をまたいで外に出るTAKAHIROさん

岩田「あれ？TAKAHIROさん帰るんすか??」

玲於「外の空気吸うらしいっす」

岩田「なるほどね…あ！やっと開いた!!」

TAKAHIROさんが部屋を出てから少しして外から小さく短い悲鳴が聞こえてきた

まさかと思い外に出てみると

涼太「ちょ！TAKAHIROさん！」

TAKAHIROさんが女の人の肩に手を回して何か必死に話しかけている

涼太「TAKAHIROさん！戻ってきてください！」

慌てて駆け寄りTAKAHIROさんの手を解く

……A？

彼女もこちらを見て目を丸くしている

涼太「ごめん」

『いや、大丈夫』

そう言って俯く彼女

TH「いや！そのお姉さんも一緒に！」

その手を再びTAKAHIROさんが掴む

急いで離して下さいと手を離そうとしても嫌だ嫌だと離してくれない

で

結局Aが参加

玲於「……え、どしたんすか。どちら様なんすか涼太くん」

涼太「あの、ちょっと色々ありまして」

『ごめんなさい急に』

Aは悪くないのに彼女は申し訳なさそうにしてラグの外に控えめに座ったので

涼太「こっちいいよ」

少しだけ右にずれてラグの上に座らせた

・

思いの外、Aも周りのみんなも楽しそうで少し安心した

久しぶりに彼女の笑顔を見て記憶が蘇る

だめだ俺、全然忘れられてない