春 ページ2
それは突然訪れた春だった
必死な思いで養成所に通いなんとか事務所に所属し少しづつ仕事が増えてきたそんな時
「はじめまして!西山宏太朗って言います!今日はよろしくお願いします!」
たまたま一緒の現場になった宏太朗先輩と意気投合し気付けば誰よりも近い存在になっていた
「たろり先輩〜!今日飲みに行きませんか?」
「いいよ〜!それじゃあ仕事終わったあとで連絡する!」
「はい!待ってます!」
2人での飲み会楽しみだなぁ
その時は明るい気持ちしかなくてこの後の飲み会で失恋するなんて思ってもみなかったのだ
「えっ今なんて…?」
「その好きな人が出来たっていうか自覚したというか…」
体に雷が落ちたような衝撃が起きる
いや!でもまだ希望はある!
「どんな方なんですか?」
「幼なじみの女の子なんだけど!」
その瞬間私の心の中は大雨が降り嵐になって台風が突撃してきて…
とにかくショックだった
その後の記憶はない
ただ帰り際に「Aちゃんに話せてよかった!アドバイスもありがとうね!助かったよ!」
とたろり先輩が言っていたあたり私は通常通り話せていた上好きな人が別の誰かとくっつくためのアドバイスをしていたようだ
笑えてくる。
その日は家に帰って号泣して普段はしないヤケ酒までした
自暴自棄になって暴れたくなったがなんとか理性が耐えてくれていたようだ
朝は激しい頭痛によって起こされ地獄のような思いもした
そんなこんなで私は失恋した
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つなかん(プロフ) - うわぁぁぁあ!!!続きめっちゃ気になりますね! (2021年7月18日 17時) (レス) id: 4901d121f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もゆる | 作成日時:2021年2月20日 20時