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「ねえねえ!五条先生って高専時代どんなんだったの?」
そう僕に尋ねて来たのは、かわいい教え子虎杖悠仁とその隣に興味津々な顔でこちらを見ている釘崎野薔薇とその後ろで連れてこられたであろう興味無さそうな伏黒恵。
「なに〜。みんな僕の過去とか気になっちゃった感じ?」
そう聞くと首がもげるほどの勢いで首を縦に振っている悠仁と野薔薇。
「そうだね〜。グッドルッキングガイの五条悟先生はとてつもなくモテたよ。」
「そういうのが知りたいんじゃないわよ!」
明らかに引いた顔をしている3人を見てニコリと笑みが零れた。
「もっとほらなんつーんだ、昔の恥ずかしい話とかそういうのが知りたいんだよ!な!伏黒!」
「まあ、五条先生の恥ずかしい話には少し興味があります。」
本当に興味があるのか?と思うくらい仏頂面な恵を見て少し昔の思い出が蘇ったと同時にグサリと胸に何かが刺さったかのような痛みを感じた。
「ごめんね〜!僕、最強だからさ特に失敗といった失敗もなくて自慢話になっちゃうと思うけど聞く?」
僕の言葉を聞いた途端つまんないの〜。などと各々発言してみんな教室を後にしていった。
「今頃何してるんだろうな。馬鹿は。」
ポツリと呟いたその言葉は、教室の中で静かに消えた。
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このか(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます!とても面白くて感動して泣いてしまいました。夢主目線の番外編読みたいので書いていただけると嬉しいです! (2020年11月23日 19時) (レス) id: 9b416e9a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌咲 | 作成日時:2020年11月22日 21時