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「あれ?悟くんもしかして照れてたりする?」
そう言ってニヤニヤしながら聞いてくる彼女に負けている気がして少し仕返しをしたくなった。
「あー照れてねぇよ!話変わるけどさ、Aは何歳で結婚したい?」
本当に突拍子もない質問で、先程までニヤニヤしていた彼女の顔は一瞬で熟した林檎のように真っ赤になっていた。
「何それプロポーズでいいの?」
顔を真っ赤にしながら聞いてくる彼女にやっと収まったと思っていた熱がまた上昇している気がした。
「ふふっ、そうだなあ。29歳かな!」
「29?意外と遅いんだな。」
「うん〜。30歳までには結婚したいけど私仕事も充実させたいんだ!」
そういう彼女の目はキラキラ輝いていた。
「へぇ。将来何やりたいの?」
「私、高専の先生やりたいんだ!」
俺は彼女からでた意外な言葉に目を見開いた。
勝手な思い込みで彼女は高専を後にすると思ってたというか俺がそうさせるつもりだったのかもしれない。
危ない呪術界から彼女を遠ざけたいという勝手なエゴだった。
「ふーん。お前教師になるならもっと強くならないとな。」
「分かってるよ〜!」
そう言ってムスッとしている彼女を横目にこいつと一緒なら教師やってもいいかもななんて考えしまう俺はよっぽど彼女に惚れているんだろう。
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このか(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます!とても面白くて感動して泣いてしまいました。夢主目線の番外編読みたいので書いていただけると嬉しいです! (2020年11月23日 19時) (レス) id: 9b416e9a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌咲 | 作成日時:2020年11月22日 21時