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彼女を漢字で表すと純粋その一言に尽きると思う。
いつもニコニコしていて穢れを知らない。それは、良い意味でも悪い意味でも。
初めて会ったのは1年生の9月頃。転入生として入学してきた。よく入学許可が降りたなと思うくらい弱そうな見た目で自信がなさそうな顔をしていた。
硝子は女子の同級生が嬉しかったらしく機嫌がよくて傑は可愛らしい子だねと話しかけてきた。
傑の言葉に無性に腹が立ったのを覚えている。
「はじめまして!AAです!よろしくお願いします!」
「私は、家入硝子。よろしくね!」
「私は夏油傑です。よろしく頼むよ。」
そう言って会話をしている3人を横目にぶすくれた顔をしながら頬杖を着いていた俺。今思い返しても可愛くない。
「ほら。悟。Aさんに自己紹介は?」
「……五条悟」
「五条くん!よろしくね!」
愛想がない俺に対しても彼女は眩しいほどの笑顔を向けてきた。
思い返せばこの時から俺は彼女に興味を抱いていたのかもしれない。
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このか(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます!とても面白くて感動して泣いてしまいました。夢主目線の番外編読みたいので書いていただけると嬉しいです! (2020年11月23日 19時) (レス) id: 9b416e9a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌咲 | 作成日時:2020年11月22日 21時