new world (ページ31)

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「ちょっと話いいですか、」

行き先はもちろんあの人、

陸「、いいよっ。」

俺は陸さんを給湯室に連れ出した

陸「壱馬が呼ぶってことは、」

「そういうことです、」

陸「そっか、かと言って、一歩も譲らないけどね」

「こっちだって引きませんから」

陸さんの目はいつもの犬みたいな目やなくて←こらっ

キリッとした目で俺を見据えている

陸「てか、壱馬キサラギちゃんのリアコじゃないの、？」

「痛いとこついてきますね、確かにそうかもしれない」

陸「壱馬ってそんな周りキョロキョロする人？一途だと思ってたのに」

「まぁ、そうですね、でも近くにある幸せより、遠くにあるもっと大きな幸せ、掴みたいじゃないですか」

陸「その手段がAって言いたいの？」

「いいえ、近くにある幸せ…つまり画面越しにすぐ見れて、すぐ声が聞けるより、誘わなきゃ会えない、声が聞けない、っていう幸せを掴みたいんです」

陸「…っふ、Aの事、大事なんだね」

「もちろんです」

陸さんはニコッと笑って言った

陸「俺にとっても、大切な幼馴染だから、そう簡単には譲らないけど、壱馬相手だと負けちゃいそう笑」

「俺だって陸さんっていう強いライバル倒せそうにないです笑」

陸「じゃあもらっちゃ「それとは別です」しゅん…」

さっきまでのピリピリとした雰囲気はどこへやら

「戻りましょっか」

陸「だね」

何事もなかったかのように

俺たちはスタジオへ戻った

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