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リリイベの待ち時間



とりあえず陸さんに話しかけに行くことにした



「なぁ、陸さん」



陸「んー？」



「友だちの話、ですよ？」



陸「うん笑どしたの？」



「偶然ぶつかってしまった人の声が推しに似てて、その人のことが気になる…気になるんすけど、推しは裏切れない…はい、どうしますかっていう相談です」



陸「うーん、その推しはリアコ？」



「ら、らしいです…」



陸「まぁ、個人の意見としては、ファンの人が俺らの色んなこと知ってても、俺らはその人のことわかんないじゃん？」




「はい、まぁ…」



陸「だから、推しは推し、好きな人は好きな人じゃない？でもリアコならライバル多いし、リアコしてる一途な人が多いと思うけど…気になってる人がいるなら、その人をしっかり見てあげな？って言ってあげたら？」



「つまり…推しとその人を比べて決めるんじゃなくて、ちゃんとその人の中身を見て決めろ、と？」




陸「なんか違うけどそうゆーこと！てか今キサラギちゃんの配信聞いてるの！邪魔しないで〜？」




「ははっ笑ごめんなさい」



そっか、…あ、そういえば



「陸さんは、リアコじゃないんですか？」



陸「、！……俺は、幼馴染の女の子忘れらんなくて、相手には忘れられてるかもだけど笑…ま、要するに好きな人別にいるの！」




「あ、そう、なんすね…」



陸「お友達にしっかり言ってあげなよ！」



はい、しっかり伝わりました。



Aさんのこと、もっと知りたい。




そんな風に思えた陸さんの言葉やったな…





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