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「あー、知っとるかな…?」
『どのキャラですか?』
アニメなら裏方まで回ってるし、壱馬様よりは知ってると思うけど…
「キャラじゃなくてな、声優さんやねん」
『へぇ!誰ですか!?』
「紗香ちゃん」
紗香、その言葉を聞いて、少し落ち込んだ
わかってた、自分が選ばれることなんてないって
「そのいつメンのキサラギちゃんもええねんけどな」
『はにっ!?』
「やってあの2人の絡みやばない?紗香ちゃんが突っ込んでキサラギちゃんがボケんねんで?最高以外の言葉ないやろ」
『そう、ですよね…』
紗香ちゃん、人気だもん。
私みたいな半人前はツウな人しかわかんないって
『あ、ごめんなさい。時間大丈夫ですか?』
「あー、いやいや…逆に大丈夫やった?」
はい、大丈夫です。その一言さえ言えなくて
『あ、ちょっとヤバめかもです…失礼します』
「ごめんな、こんな奴と話してくれてありがとう」
『いえ、…』
「おやすみ、Aさん」
『っ、…』
彼のシルエットが消えていくと
だんだんとしまっていたものが出てきてしまって
いっそ……嫌いに、なれたらいいのに……
でも封をしていた想いが溢れてしまったから
止まんなくなって
おかしくなりそうだ
『リアコだなんて……大好きだなんて、言えないよ』
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にしまつや(プロフ) - yit高梨アヤメ@新垢さん ご指摘ありがとうございます🙇直しました! (8月11日 9時) (レス) id: be421db103 (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ@新垢(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (8月11日 9時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にしまつや | 作成日時:2023年8月9日 20時