59話 ページ20
Aちゃんは、少しだけ考えた後、困惑したような苦笑いを浮かべて、
A「否定はしません。…というかさっき私自分で名乗りましたもんね。」
それだけ告げると、行きましょうか、とまた”いつもの”笑みを浮かべて歩みだした……
日向「中原さん……
「このｯｯｯ！！！！！化け物がｧ！！！！！」
へ…！？！」
気を失っているのだと思っていた男が襲い掛かる。Aちゃんを刺したナイフを持って。
まだ、懲りていなかったのだ。
もちろん一番男に近いのはAちゃんで。恐怖で体は動かない。…でも、これ以上悲しい顔、させたくない。
そう思ってしまえば、案外体は動くもので。
庇った小さな体を包み込んで、来るであろう痛みに耐えようと歯を食いしばる。
…が、想像していた痛みは来ないままで、ただ、聞こえたのはﾊﾟｧﾝという乾いた銃声と、男の叫び声だった。
及川「………え、ちょっだいじょ…
A「邪魔、どいて」
軽くドンと押されて手を離すと、完全に表情が消えたAちゃんが見えた。
…ひ、」
驚くほど冷たい表情に背筋に嫌な汗がつたう。
そして、焦って振り返ると片手から血を流した男と、銃を持ったAちゃんが立っていた。
ナイフは床に転がっており、男の手からは離れたところにあった。
A「君みたいな雑魚にかまってる時間ないんだけど。時間稼ぎのつもり？」
男「…、見たか！此奴もちゃんとマフィアだってわかっただろ？銃なんざ、一般人が持ってるわけないしなぁ？ハハハ！」
その、通り、そう、それも俺、抱きしめていたはずなのに、逆に守られてしまった。
もうあきらめたのか笑い出す男にズンズン近づき、男のかたに手を置くAちゃん。
A「＿＿＿＿＿＿＿」
二人の周りがほんの少し光ったような…気がすると、瞬く間に男の姿は忽然と消えてしまっていた。
全員「！！」
月島「嘘デショ、消えた………」
岩泉「消えた、？中原、どういう……」
A「ゴミはゴミ箱に。それだけ。死にはしないさ」
未だ表情は消えたままそう呟き、今度はその虚ろな目を俺の方を向け、
A「怪我は？」
及川「あ、してないよ〜…おかげ様、で★」
A「あ、そう。…けれど、お人好しも大概にしてよね。」
子供に守られるほど弱くないっての。そう吐き捨てると、早く来なさい。言うかのように俺を通り過ぎ歩き始めた。
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フブキ(プロフ) - すごぉ！！！原作かと思うくらい自然に入り込んでるぅ！！これはもう応援するしかない！！ (4月5日 13時) (
レス) @page25 id: 3afeff018b (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 続きを待ってます”！！！！！！！！ (1月29日 13時) (レス) id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
莱 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです無理もなさらないでください (2023年2月14日 17時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます！ 無理しない程度に更新頑張ってください！ (2023年1月25日 17時) (レス) @page16 id: c7cab9eb3b (このIDを非表示/違反報告)
神作者程更新遅く思うのなんなん？ - うわああああ！！！更新ありがとうございます！！照明が消えたってことは敵襲！？ハイキューのメンツに夢主ちゃんの素顔がバレたときの反応が気になる…！！無理せず更新頑張ってください！！！ (2022年8月27日 16時) (レス) id: 4d4cf08761 (このIDを非表示/違反報告)
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