56話 ページ17
Aside
ガタガタと揺れている。私よりも2周り程、ガタイの良い男の肩に雑に担がれ、ずんずんと遠慮することなく歩き進めているのが目を閉じていても容易にわかる。
少しずつ命が削れていく気がするのは腹部を刺されているから当たり前で。
転移させてしまえばいいのも、もちろん分かってはいるけれど、出血するのは生きている人間としての実感がわくから好きだったりもする。
さて、そうだとしても、私を、…朝霧Aとしての私を知っておきながら、この程度の人数しかいないのはどうにも腑に落ちない。
こいつらは朝霧の名を口にした。そうしたら指名手配の私が、夜の闇の中では名の知れた私がしてきた様々な悪事の大きさが分かるのに。…どうして？
悶々と思考を巡らせる。
爆弾、、奴らはさっき私を殺す理由はあるが、子供は殺す気はないと言っていた。
けれど、最近主に爆弾魔の被害になっていたのは高校生である。
矛盾しているな。…ん？まて、さっきあの男は………‟今‟って言ってなかったか？
………今、この場で一番邪魔な人間は私。
……
………なるほどね。このままじゃ向こうがマズイな
.
.
目を開けた私に気づきもしない雑魚はだーれだ
ガッドゴッッッッ
担ぎ上げられた腕を抜け、上に転移し、そのまま空中で一回転し、男の顔面を蹴り飛ばす。
男「うぐッ…」
驚く周りを横目に鉄製の薄いカードを手に転移し、握る。
及川「Aちゃん…？」
男「動くな！！！次はホントに殺すぞ…！！！！！」
ガチャッという音とともに全員が私に銃口を向ける。
……バカ、なのかなぁ。一般人の一人や二人、いるのだから人質にとればいいのに。
は〜ぁ、面白くない。
『でもさっき殺しそびれてんじゃん』
現に私生きてるし、と吐き捨てるように言うと男の一人があからさまに怒っているのが分かる。
男「おッ…前……！！！！！！！！！！」
おお、これは撃つかな？
黒尾「ちょ、ッ…」
一人の男を合図に拳銃にかけた指に力をいれる男たち。
ぎゅうっと目を瞑る1部のこどもたち。
だーいじょうぶ。
しにやしないさ。
.
異能力＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
男「は……………？？？？？」
ｶｼｬﾝ、ｶﾗﾗ…
乾いた音を立てて拳銃だったモノの欠片が床に散らばる。
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フブキ(プロフ) - すごぉ！！！原作かと思うくらい自然に入り込んでるぅ！！これはもう応援するしかない！！ (4月5日 13時) (
レス) @page25 id: 3afeff018b (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 続きを待ってます”！！！！！！！！ (1月29日 13時) (レス) id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
莱 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです無理もなさらないでください (2023年2月14日 17時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆゆゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます！ 無理しない程度に更新頑張ってください！ (2023年1月25日 17時) (レス) @page16 id: c7cab9eb3b (このIDを非表示/違反報告)
神作者程更新遅く思うのなんなん？ - うわああああ！！！更新ありがとうございます！！照明が消えたってことは敵襲！？ハイキューのメンツに夢主ちゃんの素顔がバレたときの反応が気になる…！！無理せず更新頑張ってください！！！ (2022年8月27日 16時) (レス) id: 4d4cf08761 (このIDを非表示/違反報告)
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