【HQ×文スト】潜入調査なんざクソ喰らえだ

27話 ページ31

Aside

部活が終わり、体育館横へ置いてあった荷物を持つ。

…及川.徹、案外鋭いし厄介そうだと思っていたけれどチョロかったなぁ。
私が少し頑張ればすぐに堕ちちゃうし。
……信頼や信用と言うものは形式上は容易い。


この調子でいけば問題無く合同合宿へと行ける。…はず。その為にも色々調べなければならないな、、、国木田さんも烏野にきているだろうし………

例の爆弾組織は何を望み探偵社とポートマフィアを襲ったのか気になるし……
ヨコハマと宮城のそれぞれの拠点、あと組織内の人の詳細は…私が動くしか無さそうだ。



とりあえず敦くんと国木田さんには一般市民に影響が出ないようにして貰って、あとは宮城の方の組織は合同合宿前に予めこちらで潰しておこうかな。

そんな事を考えていると、敦くんがこちらに駆け寄る。


敦「Aさんっ、岩泉さんと及川さんがお話したいんだって！一緒に行こう〜！」


そう言えば。


『うん！行こう〜！』


笑顔を作り直し、敦くんと共に部室的な所へと向かった。


＊



部室に入ると既に及川先輩と岩泉先輩がいた。

及川「あ、来たね。そこら辺好きなところ座っていいよ。」

敦「『失礼しますっ』」


椅子に座ると、及川先輩が話し始める。


及川「とりあえずAちゃん、さっきはゴメンね。
理由は俺がアレで納得したから良いよ。でも色々言わなきゃならない事があるから聞いて欲しい。」

『あっいえ、そんな。はい、聞きます。』

及川「敦くんにも一応関係あるから敦くんも。2人とも転校したてだからあんまり知らないと思うけど、とにかく俺は岩ちゃんと違ってモテまs

岩泉「黙れクソ川」

ゴメンゴメン！そんで、ファンの女の子がたくさん居て、今日も見た通りギャラリーにたくさん居たと思う。

今までマネージャーに何人か居たんだけど、全然本気じゃないし、仕事やらないし…で、困ったから辞めさせた。っていうことがあったり、それだけならまだしも、部員の邪魔したりもするもんだから、バレーに興味ない子はあんまり入れないようにしてた。

…で、居たんだよね、今までにAちゃんみたいにバレーが好きでマネージャーになってくれた子。｣

『…それで、どうなったのですか…？』


岩泉「…クソ及川のファンが嫉妬したかなんかでいじめに発展しちまってな。ソイツはもう転校したよ。」


敦「…ひどい…」

『……』

絶句、で言葉が出ません的な表情をしておく。


…だって知ってるんだもーん

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