幸せという名のもとに2【大谷翔平】 (ページ10)

今日:27 hit、昨日:8 hit、合計:36,946 hit

10 優香side ページ10

ー数週間後ー

強化試合も終わり、予選ラウンド的なやつも終わり、アメリカで準決、決勝とやることになった。もちろん日本は準決勝まで勝ち上がり次の相手はメキシコだ。

メキシコはアメリカを1度倒している。油断しちゃいけない。

『翔平、頑張って！』

「おう！」

試合が始まり、5-4、日本は負けていた。そして、9回裏ノーアウト1、2塁。翔平は2塁、代走の周東選手が一塁にいた。次は村上さんだ。

村上さんはここ最近うてていない。でも、村上さんならいける。

そして、ワンボール、ワンストライク。投手が投げた。次の瞬間、村上さんが打ったボールはセンターいっぱいにヒットとなり、2人ランナーが生還。そして、日本は逆転勝利だ！

『やったー！！』

私はベンチ裏で1人騒いでいた。裕也さんも騒いでいた。

試合やインタビューが終わり、日本選手がベンチ裏へ下がってきた。

私は翔平を見つけて、思いっきり抱きついた。

『おめでとう！！ツーベースヒットかっこよかったよ！』

翔平は力強く抱き締め返し、私の頭を撫でた。

「優香さん！俺にも！」

朗希くんがそう寄ってくる。

「いや、俺だろ。」

村上選手が決め顔でいう。

『今日は特別！』

私はそういい2人に軽くハグをした。

「最高。」

朗希くんはそういい、村上さんは。。

「もっと！！」

そう言うと翔平が私を村上さんから引き剥がして村上さんをどついた。

「消毒。」

そういい、翔平は私をまた力強く抱きしめた。