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6 大谷side ページ6

しばらくするとチームのみんなが駆けつけてきた。



大泣きする優香。俺から離れようと必死に抵抗する。



「絶対離さない。」



すると、朗希が寄ってきて。



「あんな医療の知識なんてない、安全な所から叩くことしか出来ない奴らの事なんて気にしちゃだめです。優香さんはいつ二次災害がおきてもおかしくない場所で命をかけて色々な人を助けた。心穏も最後、大好きな優香さんに看取られて幸せだったと思います。あいつの最後の顔は苦しみじゃなくどこか安らかな顔してた。」




「ソウデス。あの人たちの言うこと気にしちゃいけません。失った命より助けた命のことをカンガエマショウ。」




ヌートバーもそう声をかけた。



「優香、優香にはこんなに沢山の仲間がついてる。だからスポーツドクター辞めるなんていうな。何かあったら俺らが守る。」




俺がそう言うと優香は抵抗するのをやめ、ただただ泣いていた。





優香は泣きやみ、濡れた服を着替えたり髪を乾かしていた。



どうやら替えの服がないとの事で俺の予備の練習着を貸した。



すると、ダボダボだった。



「優香さん、最高っす!」




そう村上がいう。それを聞いた俺は村上をどついて優香の元へいく。



「大丈夫?風邪とかひいてない?」





『はい。今のところは大丈夫です。皆さん、ありがとうございました。。』




優香はそうお辞儀をした。そのせいで優香の谷間が見えてしまい、それをガン見する村上、困ったようにチラチラ見てる朗希。



俺はふたりをどついて優香の胸元を抑えた。



『翔平、ありがとね。』




「おう。いつでも俺の事頼ってね。」




そう言うと優香は笑顔で頷いた。

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作者名:mimimi x他1人 | 作成日時:2023年4月14日 16時

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