幸せという名のもとに2【大谷翔平】 (ページ34)

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俺らはバスに乗り込み、逃げる。すると、スキー場の横を通ると、そこには優香がいた。

「優香！」

優香はジグザグに走っていた。

「何をする気だ！？、まさか、雪崩を起こして水の流れを！」

優香は走り終えたら転んでしまった。

「優香！！」

すると、地響きがして、雪崩が始まった。

「あいつ、本当にやりやがった！」

優香は雪崩に呑み込まれないよう、バイクで逃げる。しかし、少しの段差に運転をとられてしまい、バイクが跳ね上がる。

「優香！！」

俺は叫んだ。すると、優香はこちらに気づいたのか、目が合うと俺にニッコリ微笑んだ。まるで、さようならと言っているかのような。

すると、優香は雪崩に呑み込まれた。

「優香ー！！」

優香のおかげで、村は水没せず、ダムの水は川に流れ込んだ。

数分後、俺らはバスを降り、優香の捜索へ。

「15分以内に優香さんを助け出さないと生存確率がグンっと下がるぞ！」

「雪崩が起きて、どれくらい！？」

「11分50秒。タイムリミットまであと、3分しかない！」

「！優香！」

俺らは必死に優香を探した。