幸せという名のもとに2【大谷翔平】 (ページ24)

今日:9 hit、昨日:36 hit、合計:36,964 hit

24 優香side ページ24

「ちょっと待ってください。俺、和奈がやったと思います。」

そんな声が聞こえ、頭をあげる。発言したのはオホッピーだった。

「どういうことだ？」

「優香は昨日、ソイツが仕事サボってショウヘイに媚び売ってる間の仕事も自分の仕事全部やってた。昼休みも削って。夜遅くまで。俺は、仕事サボってる奴より優香さんの言うことを信じます。絶対に優香さんのミスじゃない。和奈のミスだ。そいつは興味無いやつの話はよく聞かずに返事します。」

「「「そうだ！優香はわるくない！」」」

皆が私を庇ってくれている。

「俺も優香のミスじゃないと思います。優香は人一倍仕事頑張っていてミスも少ない。そんな大きなミスを優香が見逃すはずありません。」

翔平もそう庇う。

「酷いですっ！大谷さんまで。。」

そういい桐田さんは翔平に抱きつこうとする。

「辞めて。ほんとに。俺、結婚してるの知ってるよね？俺さ、彼氏とか彼女、奥さんとか相手がいる人にそうやって距離詰めてくる人ホントに大嫌いなんだよね。」

「…っ！結婚相手って小鳥遊さんですか？」

「そうだよ。」

「なんで！？私より不細工な小鳥遊さんなの！？大谷さんには私の方が釣り合ってる！」

「………だから？俺は優香のこと顔で決めた訳じゃない。仕事に一生懸命な所とかでも少し抜けてるところ、性格が好きなんだよ。優香はそれに加えて可愛いし。桐田さん、もうこのチームから出てって欲しい。」

「「「そうだ！優香と裕也だけで十分だ！」」」

「和奈、お前はもう明日から来なくていい。、クビだ。」

桐田さんはそう言われ飛び出していった。

「すまない。優香。」

『いえいえ。皆さんありがとうございます！』

私はそういいみんなにお礼を言う。、みんなは笑いながらこれからもよろしくと言ってくれた。