幸せという名のもとに2【大谷翔平】 (ページ16)

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16 大谷side ページ16

俺たちは数時間後に船から出られ、俺や村上、朗希、一平さん、裕也さん、栗山さんと優香の運ばれた病院へ向かった。ほかの人たちはバスで宿舎へ。

病院へつくと、優香は個人部屋のICUに運ばていた。俺らはその部屋へ入り、医師から説明を受けた。医師は日本人だった。

「感電し、高所からの転落で肺挫傷があります。、」

優香は無数のチューブに繋がれ、口には管のようなものが通されていた。

「優香は？！意識戻るんですか！？」

「…五分五分でしょう。このまま意識が戻らないという可能性もあります。」

「そんな。。」

医師はそういい病室を出た。

「…俺がもっと足元気をつけて歩いていれば。。いつも守られてばっかだ。。。」

俺は優香の左手を握った。俺が優香を守らなきゃいけない。なのにいつも優香に守られている。

しばらくして、一平さんが。

「翔平、ここにいられるのはあと3日。3日後にはエンゼルスと合流しなくちゃいけない。」

「……俺は優香の意識が戻るまで野球はしない。」

「…優香はそんなこと望んでると思うか？優香、いっつもエンゼルスが優勝できたらいいなって。翔平が沢山活躍してるとこみたい！って行ってる。、エンゼルスには翔平が必要。だから、優香のためにも戦って。」

「そうですよ。翔平さん。優香さん、いつも俺らに翔平さんの自慢ばかりしてました。だから優香さんのためにもエンゼルスと合流して勝利をプレゼントしましょう。」

そうみんなに励まされ俺はエンゼルスに合流することにした。

優香、絶対勝ちプレゼントするから。