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「ねー赤点って私だけなの。」
jh「うーんたぶんねーバカ〇〇」
数学準備室に向かう廊下。
もう時間は5時を過ぎている。
「はあーーー！なんで？絶対サボってる人いるよね？」
jh「でもさ、数学準備室って狭いじゃん。^ ^」
察せよ。と言わんばかりの笑顔を向けてくるジョンハン
jh訳)赤点お前1人だから準備室で十分って事だよ^ ^
.
jh「トイレ行くから先行っといて」
サボるなよーと言い残してトイレに行ってしまったジョンハン
はぁ。本当に1人だけなの赤点。
ぶすくれながらちょぼちょぼ歩いて準備室に向かった。
もう外は暗くなりかけてるのに…
6時から見たかったテレビあったのに…
先生だって面倒くさいよね？じゃあやらなくていいじゃん…
そしてため息を漏らしながらドアに手を掛けたその時。
中から人の声が。
生徒だろうか、中から男の人の声が聞こえた。気がした
でも何を言っているのか全く聞こえないけど。
秘密話かな？
気になる。すごーく気になる。
先輩？後輩？同級生？
お取り込み中？
だけど私これからここで補習なんだけどな…
申し訳ない気持ちでちょっとだけドアに手を掛け隙間を開ける。
すると
「っ？！」
アレ、ちょっとヤバいんじゃない？
準備室の中には上半身裸の男の子の姿があった
え………？
でも、その事より気になったのは
その男の子の背中には
「タトゥー入ってる…」
ヤンキーだ…
すっごい大きな十字架にドクロに蜘蛛の巣に薔薇の花。
いや、まだ入ってる、
びっくりしたせいか腰が抜けてドサっと尻もちをついてしまった
だけど誰だかは分かった。
金髪で高身長で…
あれは絶対に…
2−A組の
ジスくんだ。
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作者名：kty | 作成日時：2024年2月12日 23時
