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「ヤバ、テスト赤点じゃん。」
「え、〇〇赤点？プププー笑笑」
今は授業中。テスト返し。数学。
もうお察しだろう。私は数学が本当に苦手だ。
苦手、というより大嫌いなだけだけど。
そしてこのバカにしてくる隣の席の子は
「ジョンハン。あんたは何点なの」
ユンジョンハン。私の友達だ。
jh「俺？92〜」
ごめんねー？なんでも出来ちゃってさ〜
困っちゃうな〜とかってほざいてるコイツはなんでも出来る主人公タイプの男子だ。いけ好かない奴。
「ヤダーー放課後潰れるーーー補習やだー」
jh「しょうがないじゃん、勉強してなかった〇〇が悪い」
グサ、
ごもっともです。
「失せろこの薄情者め。」
jh「えーむーりー^ ^いちごミルク買ってくれたら補習一緒したげるけどなーー」
「………いやいい。帰れ薄情天使め。」
くそ、1秒でも悩んでしまった私め。何なんだ。
今は7限目の終盤、これが終わればやっと、帰れる
がしかし、
「赤点の人は放課後残れよー。数学準備室で補習するからな」
先生…泣
たった今。私の放課後が潰れてしまった
補習あるの分かってたけどーーー
気分が下がる
はぁ。とため息をつくと先生と目が合った。
しれーっと逸らす。
jh「どーんまい、強く生きてこー^ ^」
「失せろクソ」
jh「ひゃー怖い、じゃ帰るね 〜」
さっとカバンに手を伸ばすジョンハン。
まずい、本当に帰ってしまう。
「嘘でしょガチ帰宅するの」
ちょっと袖掴んでみたりする。インスタでみたあざとテク。
jh「笑笑うん帰るよ？」
一瞬袖に目をやるジョンハン。
「いちごミルク奢る。手伝って補習。」
jh「ポテチ追加ねー^ ^」
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作者名：kty | 作成日時：2024年2月12日 23時
