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『チキン南蛮定食ください』
食堂のおばさんにお金を渡しながら言うと、「はいよ！」なんて威勢のいい返事が返ってきた
午前の講義も終わり、ちょうど昼時の食堂は相変わらずたくさんの学生で賑わっている
普段は手作りのお弁当を持って食べに来るけど、今日は別。
作り忘れたから食堂のご飯を食べるの。
お金かかるから片手の指で数えられるくらいでしか食べたことないけど、仕方ないよね
しばらく節約生活になると思うし、今日が最後の贅沢だと思おう
人で溢れ返っている食堂では、一人で食べている人も少なくない
大学では一人でいることは珍しい事じゃない
中学、高校と違って人の目も気にしなくていいし、人数が多い分、他人に無関心な人が多いから誰も私を詮索しようと思わない
だから大学は家以外でゆっくりできる場所だと思っている
「はい、チキン南蛮定食お待ちどぉ！」
『ありがとうございます』
5分も経たないうちに目の前に出された定食
タルタルソースかかってて美味しそう。早く食べよう
「おばちゃん、チキン南蛮定食ひとつ」
「あちゃ〜遅かったね、もう今日の分は終わっちゃったよ」
「えぇ！？」
早速席に着こうと振り返ろうとした時、隣から聞こえてきた声に無意識に足が止まった
「ないの？チキン南蛮定食」
「ないない、違うのにしな」
「チキンのために90分も授業耐えたんだよ、僕。今日の日替わりメニューがチキンだって聞いたから折角来たのに、」
「しつこいねぇ、もうこの子で終わりなんだよ」
『え…』
おばさんがふいに私を指差したので思わず声が出る
もしかして、私ので最後だったの？
隣から感じる視線に一気に冷や汗が出てくる
声からして明らかに男の人だ。昨日色々あったせいか怖く感じる。
「んー、そっかぁ」
だけど、男の人は私に何か言うわけでもなく、視線を再びおばさんに移した
「他のメニューは何があるの？」
「サラダパスタ、漬け物、野菜炒め」
「なんで今日に限って野菜づくしなの？僕野菜嫌いなのに？え、しかも僕の苦手なキュウリも入ってる…」
「そんなに言うなら食べんじゃないよ」
「無理無理！午後も授業あるのに死んじゃうよ」
横目で隣を見ると肩を落として落ち込んでいる男の人が目に映る。
その姿を見た時、心の中の良心が動いた
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nana - 普通にウォヌがイケメン過ぎてしんどいっすwいやー心臓飛び出ましたね〜ww (2018年7月2日 19時) (
レス) id: 76fbcbb80d (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - セヨ二さん» ありがとうございます！ (2018年6月13日 21時) (レス) id: 96b842859d (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - yuna10130903さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月13日 21時) (レス) id: 96b842859d (このIDを非表示/違反報告)
セヨ二 - ヤバい。マジでカッコいいです特にハオがバカカッコいいです語彙力無くてごめんなさい、すごく好きです更新待ってます! (2018年6月13日 5時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)
yuna10130903(プロフ) - こうゆう小説なかなかないので嬉しいです！更新待ってます！応援してますp(*≧ω≦)/ ﾌｧｲﾃｨﾝ♪ (2018年6月12日 21時) (レス) id: 295ad691d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Is x他1人 | 作成日時：2018年6月10日 14時
