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『いってきます。』





玄関にある全身鏡に映る自分に向かって呟き、昨日と同じように扉を開けた。





きちんと鍵も閉め、アパートの敷地内を出て左に曲がると直ぐ目の前に人が居て驚きの声を上げてしまった。




『ひぃ!』


「わ!ビックリしたぁ…。あ、おはよう、Aちゃん。」


『あ、え、えっと…え?』



清々しいほどの笑顔で挨拶されてとても困惑する。




この顔は忘れもしない。



昨日会ったばかりの優しい男の人。




名前は…なんだか忘れちゃったけど、例の組織の人だったのは確実だ。





なんで朝から…?!




「自己紹介が遅れたね。僕はソクミン。気軽にソクミンって呼んで!」


『はぁ…』


「あ、なんでここに居るか疑問に思ってるでしょ?」





それは当たり前でしょう。


言葉の代わりにうんうんと頷くと、「歩きながら話そっか。」なんて、さっきと同じ爽やかな笑顔を見せた。




向かうのはいつもの大学への道のり。



大学も把握済みなの…?




さすがに、世の情報網に対して身震いしてしまった。








「これから朝は僕が大学に送ることになったんだ。理由はまぁ…秘密だけど。あ、帰りはハオが迎えに来るから、ちゃんと門前で待っててね?ていうかそもそもハオの事分かる?昨日送ってくれた人だよ。」





あ、あの人…か。


ちょっと、嫌だな…。





ハオの機嫌損ねたら半殺しだよ〜、と笑顔で怖いことを平然と洟たれて、豆鉄砲を食らったみたいだ。




見掛けによらずサイコパスなのかも…。





というか、ソクミンさんに言われてふっと浮かんだ疑問がある。






『あ、あの』


「ん?」


『…私、大体帰りはバイトがあるんですけど…。』


「ああー!大丈夫、そこは心配しないで!バイトまでミンハオが送ってくれるから!」









ソクミンさんの言った通り、帰りは不機嫌そうに門近くの壁に寄りかかりスマホを弄っている、私が一番苦手なタイプであるミンハオさんが迎えてくれた。



何を話す訳でもなく、沈黙が私達の空気を纏っている。


そんな雰囲気だった。





だがなんの予兆もなく、斜め前を歩くミンハオさんが口を開いた。







「お前、今日弁当忘れたんだろ。」




只々驚いた。



こういう話題は自分から出さない人かと思っていたから。





『はい…え、でもなんで知ってる、んですか…?』


「ソクミナから聞いた。昼何食ったの。」





お昼…。



そこで今日あった出来事を思い出した。

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nana - 普通にウォヌがイケメン過ぎてしんどいっすwいやー心臓飛び出ましたね〜ww (2018年7月2日 19時) (レス) id: 76fbcbb80d (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - セヨ二さん» ありがとうございます! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 96b842859d (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - yuna10130903さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 96b842859d (このIDを非表示/違反報告)
セヨ二 - ヤバい。マジでカッコいいです特にハオがバカカッコいいです語彙力無くてごめんなさい、すごく好きです更新待ってます! (2018年6月13日 5時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)
yuna10130903(プロフ) - こうゆう小説なかなかないので嬉しいです!更新待ってます!応援してますp(*≧ω≦)/ ファイティン♪ (2018年6月12日 21時) (レス) id: 295ad691d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Is x他1人 | 作成日時:2018年6月10日 14時

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