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「その子使って勝負しません？」
勝負？
1年生の声が見事にシンクロした。
ジフンは隣で冷たい目を向けるだけで何を言い出すのか分かっている様子だ
「墜とせた人が勝者で、勝者には敗者から1セットずつチキンプレゼント〜ってのは！？」
「どうせ他の女と一緒だろ。すぐ俺らに堕ちるって」
「どうだろうね〜、今朝初めて見たけど、今までの子とは違う気がするなあ」
反抗したジスにムッとしたジョンハン。
きっと普段から反抗する事が少ないのだろう、俺様な彼にとっては癪に触るのに充分だった。
スンチョルは眉を下げてあれこれ意見を言う後輩、同級達を眺めている。
「はあ…(そろそろ遊びをやめさせないと厄介な事になりそうだぞ…)」
兄を悩ませるのはいつも弟達の事である。
「ハニヒョン自信ないんですか？」
「…あ？何？スングァン」
「いや、いつもなら軽くいいよって返事するのにやらないみたいな言い方だったから、自信ないのかなって…」
「んなわけねーだろ！俺に優しくされて惚れない女なんていねーから！絶対！」
スングァンの一言でジョンハンの闘争心に火をつけた。
他のメンバーは既にやる気だったみたいで、
「やってやるよ、その勝負」
そう彼が言うと、フゥ〜！と盛り上がりを見せた。
バンッ！！
勢い良く扉が開き、皆肩を揺らしそちらを見ると、
そこには艶のある髪を下ろし薄く形の良い唇に赤いリップを塗り、長い睫毛はカールされて瞬きをするたび動く、美少女というのが当てはまるような女が居た。
「みんなあ〜！ただいま！フフッ、練習捗ってる〜？」
名前はギュリ、2年生で勿論Aクラスである。
頭は特別良いわけではない。なら何故Aクラスに居られるのか？
理事長の娘だからだ。
彼女は皆のアイドルのような存在であるSEVENTEENをこよなく愛し、宝物のように扱っている。
メンバーが困っていることがあれば金ですぐに解決してしまうような、そんな女だ
「皆が頑張ってると思ってタルト買ってきちゃったっ！好きなの選んで下さい！」
長いテーブルの上にタルトの入った大きな箱を開けて置き、微笑みながら言った。
「また？差し入れは大丈夫って先週も言っただろ？」
「んもー、スンチョルオッパ、気なんて遣わないで？私は幸せな顔が見たいの、みーんなの」
彼女の笑みは何か恐ろしいものを隠している。
2年、1年は喜んで食いつきに言ったが、最年長3人は手をつけなかった。
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Is(プロフ) - maxさん» ご指摘ありがとうございます！後で直しておきますね！ (2018年3月15日 8時) (
レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
Is(プロフ) - ちびくまさん» 先程そのような作品を見つけました。ご報告わざわざありがとうございます！（；＿；）こちらの作品を応援していただけたら嬉しいです（；＿；）ご愛読ありがとうございます！（；＿；） (2018年3月15日 8時) (レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
max - said→sideです。 (2018年3月15日 0時) (レス) id: 20491747a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちびくま(プロフ) - 初コメです！いつも楽しく拝見させて頂いてます^^突然のコメントで失礼します。たぶんなのですがこちらの作品にとても似たようなお話があったので連絡したくコメントさせて頂きました！こちらより後に作成していたお話だったので… (2018年3月14日 22時) (レス) id: a87f902a49 (このIDを非表示/違反報告)
Is(プロフ) - ナギさん» ありがとうございます！（；＿；） (2018年3月1日 6時) (レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Is x他1人 | 作成日時：2018年2月23日 18時
