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「じゃあじっとしててね〜」
『ちょっとまて手に持っているものはなんだ』
「化粧水だよ」
『嘘だ…』
「え、何が!?」
机に並べられたたくさんのメイク道具、更にはヘアアイロンやファッション雑誌
なんで男なのにこんな持ってるの?まさかオネエなの?
「全部CARATちゃんたちから借りたんだ〜」
『あっそう…』
そんな私の心を読み取ったかのように答えるミンギュ
でも私の後ろに立ってさり気なく髪の毛を触ってきたので手を叩いといた
「てことで大人しくしててね」
『やだ』
「大丈夫、俺ら結構上手いしオシャレとか詳しいから」
『しなくていいから…』
なんで今更こんなこと?
する機会なんてないし、そもそもメイクをする意味が分からない
「ま、まぁまぁちょっと聞いて!」
頑なに拒否っているとチャニが口を開いた
「要するに俺らは、Aちゃんは可愛いんだからオシャレしないと勿体無いってことを言いたいんだよ!」
「そ、そうそう!そういうこと!」
それに周りの皆も便乗して同意し始める
「私服とか持ってるの?」
『それくらい持ってるけど』
「どんな感じ?」
『ジャージ、それかパーカーにジーンズ』
「男かよ」
「蛾柄?」
「アハハ…」
「なんとも言えない」
「普通レベルじゃね」
「スカートとかある?」
質問されたことに素直に答えると一気に文句と思わしき言葉が飛び交う
『うるさいな!ミンハオ、私はれっきとした女だ!ミンギュ、私は蛾が好きだけどそこまでの趣味はない!ソクミン、その乾いた笑いはやめろ!スングァン、じゃあどうすればいいんだ!ハンソル、なんか言い方ムカつく!チャニ、スカートはない!』
一気にツッコミを入れたせいでゼェゼェと肩が上がる
皆からは「おぉ〜」という歓声が上がっている
「女っていうならそれらしくしないとな」
「Aは意外と花柄とか似合いそうだよね!」
「まずはメイクからだよ」
「ズボンはまずなし!」
「任せろ、俺らが上級者レベルにしてやるよ」
「スカートならあるよ!はい!」
『……え?』
これで少しは退いてくれるかな、とちょっと期待した私が馬鹿だった
予想外の返事が返ってきた上になぜかもっとやる気をだしてくるという始末
お前ら準備万端かよ!!
『え。ちょ、待て、それ以上は近寄るな、』
全「俺/僕らに任せてね?」
『落ち着け!おい、ちょ、ギャアアアア!!!』
その瞬間私の悲鳴はきっと学校中に響いたであろう。
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Is(プロフ) - maxさん» ご指摘ありがとうございます!後で直しておきますね! (2018年3月15日 8時) (レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
Is(プロフ) - ちびくまさん» 先程そのような作品を見つけました。ご報告わざわざありがとうございます!(;_;)こちらの作品を応援していただけたら嬉しいです(;_;)ご愛読ありがとうございます!(;_;) (2018年3月15日 8時) (レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
max - said→sideです。 (2018年3月15日 0時) (レス) id: 20491747a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちびくま(プロフ) - 初コメです!いつも楽しく拝見させて頂いてます^^突然のコメントで失礼します。たぶんなのですがこちらの作品にとても似たようなお話があったので連絡したくコメントさせて頂きました!こちらより後に作成していたお話だったので… (2018年3月14日 22時) (レス) id: a87f902a49 (このIDを非表示/違反報告)
Is(プロフ) - ナギさん» ありがとうございます!(;_;) (2018年3月1日 6時) (レス) id: 8f077d12f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Is x他1人 | 作成日時:2018年2月23日 18時