最後の恋27 ページ27
side センラ
セ「甘えてええんやってそのため俺がおるんやから。莉緒はなんでも一人で抱えて頑張ろうとするやん?でも一人で頑張らんでもええねん。」
「だけど私は甘えてばっかりで泉に何もしてあげられない…出来ることが何もないんだよ?」
セ「何も出来ないなんて言わんで…
俺は莉緒がおるだけで充分なんや莉緒がいない生活とか今の俺には考えられんから。」
大袈裟かもしれんけど今の俺には莉緒な本間に大切な存在で莉緒がおるって思うだけで色々なことが頑張れているから…
「ずっと一緒にいられたら良いのにね…」
セ「ずっと一緒におるんやって。莉緒はずっと俺と生きて行くんやで?」
「凄いプレッシャーだね…
でもずっと泉と生きて行けたら幸せだね…」
莉緒の言葉に俺はスーツのポケットから小さな箱を出し中に入っている物を取り出して莉緒の右手の人差し指に着けてあげた。
セ「返品は受付へんから…
莉緒、俺と結婚して欲しい。折原莉緒になって俺を幸せにして。」
「泉…だって…」
セ「俺はもう莉緒しかいらんから俺の
奥さんになってや莉緒。」
「…私で良いの?本当に何もしてあげられないんだよ?」
セ「莉緒が良いんやって。莉緒じゃなかったらなんの意味も俺にはないんやから…
諦めて俺のものになって莉緒。」
「…はい。」
きっと普通に考えたらあり得ん事なのかもしれんけど俺は誰も持ってない莉緒との繋がりが欲しかったんや…
莉緒が俺だけのものって形が欲しかったんや。
彼「嫌な予感してたんだよ…
それにしてもこんなに早くセンラ君が行動に移すなんて計算外だったな。」
浦「ちょっとそらるさんなんで入って行っちゃうんですか?覗いてたのバレるじゃないっすか。」
ま「莉緒ちゃんまだ間に合うよ?考え直さない?センラ君より良い人一杯いるよ?」
このメンバーが素直に帰るなんて思ってへんかったけどまさか覗き見するとは思ってなくて…
セ「揃って覗き見とかええ趣味してますね?まぁ見てたんやったらわかっとると思いますけどこれで諦めて莉緒に手出すのやめて下さいね。特にそらるさんもう莉緒は俺のやから。」
彼「付き合うってわかった時からこうなるんだろうってことはわかってたけどやっぱりそらるさんショックだわ。
でもセンラ君なら仕方ないから認めてあげる…
だから莉緒を幸せにしてあげて。」
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作者名:りぃ | 作成日時:2018年9月5日 19時