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「ふふっ(笑)Aちゃん、かわいーね」
「でしょ？」
そう言った黒田くんに、何故か得意げな顔をした平塚くん。
平塚くん以外の男の子に、そんなことを言われたのもはじめてで、なんだか色んな意味で恥ずかしい。
「じゃ、邪魔者は退散しまーす(笑)ごゆっくり！」
「くろちゃん、サボっちゃだめだよ！(笑)」
「へいへい」
ヒラヒラと手を振りながらカウンターに戻っていく黒田くんの背中を目で追いかければ、カウンターにいた安嶋くんと目が合って、優しく微笑まれたから、ぺこりと下げた頭。
「あいつ、うるさいでしょ(笑)」
『ふふっ、でもなんか、ほんとに仲良さそうだし、平塚くんのこと大好き！って感じする(笑)』
「うん、多分大好きだと思う(笑)」
グラスの中でストローをクルクルしながら、頬杖をついて黒田くんの背中を見つめる平塚くん。
柔らかく笑うその顔に、あ、やっぱり、好きって、きゅんとした胸。
『平塚くん、』
「ん？」
『あの、私、…ひらつかくん、』
「あ、待って。」
思わず好きって言いそうになった私の言葉を遮ったのは平塚くんで、
ヘラヘラ笑いながらズボンのポケットからスマホを取り出すと、顔の横でふりふり。
『ん？』
「いや、そういえば連絡先知らなかったなって」
『そう！！私もそう思ったの、朝！』
「交換しとこ。なんかめっちゃ今更な感じすごいけど(笑)」
『馴染みすぎてて連絡先知らないことすら気づかなかった(笑)』
「それね(笑)」
新しく追加されたしょーまって名前のクマのアイコン。
思わずニヤニヤしてれば、頭を小突かれるから、慌てて引き締めた口元。
『…連絡、してもいい？』
「当たり前じゃん。だから交換したんでしょ(笑)」
あとさ、あとさ、…夏休みの間、たまに誘ってもいい？
なんだか恥ずかしくて、俯いたままそう言った私の耳に聞こえたのは、平塚くんの小さな笑い声。
「俺も、誘うね」
『…うん！！』
「声でか(笑)」
顔を上げた先、やたら優しい顔で微笑む平塚くんがいて、そっと伸びてきた手がまた私の頭を撫でるから、
冷房が効いてるはずの店内は涼しいのに、カッと熱くなる顔。
そんな私を見て、やっぱり平塚くんは優しく笑うから、
もう、なんか、ずるいなって、熱い頬っぺを自分の両手で包んだ。
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まけも(プロフ) - アオさん» そうだったんですね！なにも知らずにごめんなさい。更新頑張ってください！応援してます (2020年12月20日 22時) (
レス) id: 497e0e2192 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 名無し4992号さん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので整い次第公開致します。しばしお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まけもさん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので、公開までしばらくお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - なあさん» ありがとうございます(;_;)引き続き更新がんばります(;_;) (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
名無し4992号(プロフ) - アオさんの作品とてもだいすきです！！いつも更新をドキドキ待っています！移行してパスワードがかかっているんですがどうしたらいいでしょうか？ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 235e220f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年12月13日 21時
