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『…失礼しまーす』
コソッと開けた保健室の扉。
クーラーの涼しい空気が腕を包んで、うわ、天国かここは！なんて
『ひらつかくん？』
キョロキョロしても先生の姿はなくて、平塚くんの姿も見えないから、
『お邪魔しまーす』
ベッドに掛けられていたカーテンを開ければ、ちょっとだけ顔色の悪そうな平塚くんの寝顔。
真っ白なベッドの上で目を閉じたままの平塚くんに、なんだかちょっとだけ不安になってしまうから、
そっと伸ばした指先で静かに触れた平塚くんの頬っぺ。
『っ、』
ちゃんと温かくて、ほっと胸をなで下ろしたまま横の椅子に腰掛けた。
思春期だというのに、すべすべのお肌はなんだか赤ちゃんみたいで、
すっと指先を滑らせた先、薄い唇を掠めたそれに、勝手にドキドキと高鳴る心臓。
いや、変態か！私！！
「…へんたい」
『っ！！びっくりしたなぁ、もう！！！』
急にカッと開いたおっきい目に、思わず椅子から転げ落ちた身体。
ケラケラ笑った平塚くんが、大丈夫？(笑)なんて起き上がって手を差し伸べてくるから、慌ててその身体をベッドへと押し返した
「…めっちゃ大胆だね、Aちゃん」
『っもう！ちがうってば、体調悪いんでしょ？！』
「ごめんってば(笑)怒んなよ(笑)」
やけに楽しそうに、口元まで布団を被った平塚くんが笑うから、
からかわれてる私の顔は多分真っ赤で、
『も、やだ』
「ごめんって(笑)かわいいんだもん、ついからかいたくなっちゃう」
くしゃくしゃにされた頭に、やっぱり余計熱を持つ頬っぺたは、平塚くんのかわいいって言葉にすらしっかりと反応するから、
いや、いつの間にこんな好きになってんのって。
「あー、なんかAの顔みたら元気でた気がする(笑)」
『…うそつけ』
「ほんとほんと」
まだニヤニヤしてる平塚くんは、余程私の顔がおもしろいのか、
ずっとヘラヘラしてるから、もう、なんなのほんと！
わざと膨らませた頬は、平塚くんの細い指にプスっと押されて、
優しく目を細めた平塚くんに、胸がきゅんってした。
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まけも(プロフ) - アオさん» そうだったんですね！なにも知らずにごめんなさい。更新頑張ってください！応援してます (2020年12月20日 22時) (
レス) id: 497e0e2192 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 名無し4992号さん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので整い次第公開致します。しばしお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まけもさん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので、公開までしばらくお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - なあさん» ありがとうございます(;_;)引き続き更新がんばります(;_;) (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
名無し4992号(プロフ) - アオさんの作品とてもだいすきです！！いつも更新をドキドキ待っています！移行してパスワードがかかっているんですがどうしたらいいでしょうか？ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 235e220f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年12月13日 21時
