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ほら、笑ってみ？なんて私の頬っぺたを抓ったままグリグリしてる平塚くん
大っきい黒くて丸い目は、何考えてるのかイマイチよくわからなくて、気を抜いたら吸い込まれそうなんて、どうでもいい事を考える
『いひゃいってば！』
「ははっ(笑)めっちゃほっぺ赤くなっちゃった！(笑)」
『ひどいよ平塚くん』
ヒリヒリする頬っぺたを擦りながらちょっとだけ上にある平塚くんの顔を見上げれば、
やたら優しい顔で笑って、頭をポンってされた
『な、』
「なに顔赤くしてんの(笑)」
『だ、だって今あたま、…』
異性から頭を撫でられるのは、いつもなっちゃんの役目だから。
颯太や湧にやられたことがないわけではないけど、
やっぱりなっちゃんと比べてしまうと、それは幼い妹にするようなものに近くて、
異性の誰かにこんな風に微笑まれたことも、こんなに優しく触れられたことも、ない。
「ふっ(笑)かわいーじゃん」
『はあ？』
「かわいいと思うよ、おれ。深田のこと」
ふざけてる素振りは一切見せず、ただ優しく笑ってそう言った平塚くんに、ドキマギして目が泳いでしまう私。
そんな私を他所に、てか深田だと深きょんと被るからAでいいー？なんてふわふわしてる平塚くん
『竜生のこと、知ってるの？』
「うん。昔同じチームでサッカーしてた」
『そ、なんだ』
別の男子校に通う双子の弟は、私と違ってやっぱりあの３人側の人間で。
美人なママに似て顔の整ってる竜星と、最近ちょっと太っちょで禿げてきてるパパに似た平凡顔の私。
双子なのにこんなに違うなんて、私ママのお腹の中に良質な遺伝子は全部忘れてきちゃったのかな
「…また比べてるでしょ？」
『へ？』
「べつに比べなくてよくない？AはAじゃんね」
そう言って大きな目を細めて笑った平塚くん。
いつもひとりで卑屈になって自分を卑下していた私に、はじめてそう言ってくれた人だった。
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まけも(プロフ) - アオさん» そうだったんですね！なにも知らずにごめんなさい。更新頑張ってください！応援してます (2020年12月20日 22時) (
レス) id: 497e0e2192 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 名無し4992号さん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので整い次第公開致します。しばしお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まけもさん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので、公開までしばらくお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - なあさん» ありがとうございます(;_;)引き続き更新がんばります(;_;) (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
名無し4992号(プロフ) - アオさんの作品とてもだいすきです！！いつも更新をドキドキ待っています！移行してパスワードがかかっているんですがどうしたらいいでしょうか？ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 235e220f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年12月13日 21時
